システムの保護

システムを保護するためには、次の必要な予防措置をとってください。

1)システムを障害から保護するには、システムの完全バックアップを作成する必要があります。可能な限り早い時点で、システム バックアップを作成することを強くお勧めします。

2)可能な限り、プライマリ ディスク(C: ドライブ)以外のハード ドライブ(できれば外付けハード ドライブ)にシステム バックアップを保存する必要があります。これにより、プライマリ ハードディスク ドライブに障害や災害が発生した場合でも、システムをより確実にリカバリできます。

3)ほとんどの場合、障害後のシステムのリカバリはレスキュー メディアを起動してから実行するので、レスキュー メディアを作成(「ブータブル レスキュー メディアの作成」を参照)してから、「必要なときにレスキューメディアを確実に使用する」で説明したとおりにそのレスキュー メディアをテストする必要があります

4)システム パーティションをバックアップする前に、システム パーティションのウイルスをスキャンすることを勧めします。

システム パーティションのバックアップ

外付けドライブにバックアップを格納する場合は、Acronis True Image 2013 を起動する前に、ドライブを接続して電源を入れてください。

  1. Acronis True Image 2013 を起動するには、[バックアップとリカバリ] タブを選択して、[ディスクとパーティションのバックアップ] をクリックします。

  2. この手順で [ディスク バックアップ] ウィンドウが開かれ、デフォルトで選択されたシステム パーティション(通常、C:)が表示されます。

  3. バックアップ先を選択します(デフォルトのバックアップ先のままにするか、現在のバックアップ先の右側にある下矢印をクリックして [参照...] を選択し、任意のバックアップ先を参照することが可能です)。
  4. [今すぐバックアップ] をクリックします。
その他の推奨事項

多くの IT 担当者はシステム バックアップのコピーを少なくとも 2 つ(できれば 3 つ)持つように推奨しています。バックアップしたコピーのうち 1 つは、その他のコピーとは別の場所(バックアップ コンピュータを自宅で使用している場合は、たとえば会社や友人の自宅など他の建物が望ましい)に保存することもお勧めします。

複数のバックアップが有効なもう 1 つの点として、次のことが挙げられます。リカバリを開始すると、Acronis True Image 2013 により、リカバリ先のパーティション(またはディスク)が削除されます。そのため、バックアップが 1 つしかない場合、リスクが大きくなります。リカバリするコンピュータでシステム パーティションが削除された時点で、残っているのはリカバリするイメージだけになるからです。そのイメージが破損していた場合、システムをリカバリすることができなくなってしまいます。