工場出荷時の設定を含むブータブル メディアの作成

この機能は、コンピュータの Acronis セキュア ゾーンに、このコンピュータの工場出荷時の構成がバックアップされている場合のみ使用可能です。このバックアップは、通常、コンピュータをエンド ユーザーに提供したハードウェア サプライヤが作成し、Acronis セキュア ゾーンに保存されています。

工場出荷時の設定を含むブータブル メディアは特別な種類のレスキュー ブータブル メディアで、コンピュータの工場出荷時の構成がバックアップされています。このメディアを使用して、コンピュータを工場出荷時の設定に戻すことができます。ただし、これによりコンピュータ上の個人データやプログラムはすべて消去されます。

工場出荷時の設定を含むブータブル メディアは、新品のコンピュータに付属している場合があります。ただし、ハードウェア サプライヤによってメディアが提供されていない場合や、何らかの理由でメディアがないという場合は、緊急時に備えて、工場出荷時の設定を含むブータブル メディアを作成し、保存することができます。

True Image 2013 を使用して、USB スティック、CD または DVD に工場出荷時の設定を含むブータブル メディアを作成することができます。また、このメディアを ISO イメージとして作成しておいて、後で CD または DVD に記録することも可能です。

工場出荷時の設定を含むブータブル メディアを作成する手順は、次のとおりです。

  1. [バックアップとリカバリ] タブの [工場出荷時のブータブル メディアの作成] をクリックします。

    ダイアログ ウィンドウが開き、ブータブル メディアのパラメータが表示されます。

  2. メディアのパラメータを定義します。
  3. [作成] をクリックします。

    工場出荷時の設定を含むブータブル メディアの作成が開始されます。CD または DVD への記録を選択した場合、1 枚目のディスクへの記録が完了すると、空のディスクの挿入を求めるメッセージが表示されます。

メディアの作成ウィザード

このウィザードを使用して、USB、CD/DVD、または ISO イメージからメディアの種類を選択します。

USB スティックにブータブル メディアを作成する場合は、作業を開始する前に、コンピュータに USB スティックを接続してください。この USB スティックのフォーマットは FAT 32 でなければなりません。

ISO イメージを作成する場合、以下のパラメータも指定してください。

メディアを選択したら、[作成] をクリックして、メディアの作成を開始します。