ドライバを含むカスタム WinPE 3.0 ISO の作成

Acronis プラグインを含む基本的な WinPE ディスクに、ストレージ デバイス コントローラなどのお使いのハードウェアのドライバが含まれていないことがあります。Windows 7 のユーザーは、そのようなドライバを基本的な WinPE 3.0 イメージ(WIM)に追加してから、Acronis プラグインを含む ISO ファイルを作成することができます。

注意.inf ファイル拡張子が付いたドライバのみを追加できます。

次の手順は、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd799244(WS.10).aspx にある MSDN の記事を基にしています。

カスタム Windows PE イメージを作成するには、次の手順に従います。

  1. [スタート] メニューで、[Microsoft Windows AIK] をクリックして、次に [Deployment ツールのコマンド プロンプト] を右クリックして [管理者として実行] を選択します。
  2. copype.cmd スクリプトを実行し、Windows PE ファイルが格納されたフォルダを作成します。たとえば、コマンド プロンプトから次のように入力します。

    copype x86 C:\winpe_x86

  3. DISM ツールを使用して基本イメージをローカル ディレクトリにマウントします。たとえば、次のようになります。

    Dism /Mount-Wim /WimFile:C:\winpe_x86\winpe.wim /index:1 /MountDir:C:\winpe_x86\mount

  4. Dism コマンドと /Add-Driver オプションを使用してハードウェア ドライバを追加します。たとえば、次のようになります。

    Dism /image:C:\winpe_x86\mount /Add-Driver /driver:C:\drivers\mydriver.inf

  5. 追加する必要がある他のすべてのドライバについて手順 4 を繰り返します。
  6. Dism コマンドと /Unmount-Wim /Commit オプションを使用して変更をコミットします。

    Dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\winpe_x86\mount /Commit

    コマンド プロンプトは終了しません。

カスタム WIM が作成されたら、次に Acronis プラグインを追加します。

  1. [スタート] メニューから、[Acronis] ® [True Image 2013 Plus Pack] ® [Acronis WinPE ISO ビルダ] を選択します。
  2. 作成した winpe.wim ファイルのパスを指定します。この例では、パスは C:\winpe_x86\winpe.wim です。
  3. 作成する WIM ファイルのフル パスを、ファイル名を含めて指定するか、デフォルトのパスおよびファイル名(C:\winpe_x86\AcronisMedia.wim) のままにします。
  4. 概要の画面で設定を確認し、[実行] をクリックします。

結果の WIM ファイルから PE イメージ(ISO ファイル)を作成する手順は、次のとおりです。

  1. Windows PE フォルダ内のデフォルトの boot.wim ファイルを、新しく作成した WIM ファイルに置き換えます。上の WIM ファイル作成の例では、次のように入力します。

    copy C:\winpe_x86\AcronisMedia.wim C:\winpe_x86\ISO\sources\boot.wim

  2. Oscdimg ツールを使用します。ISO ファイルを作成するには、次のように入力します。

    oscdimg -n –bC:\winpe_x86\etfsboot.com C:\winpe_x86\ISO C:\winpe_x86\winpe_x86.iso

  3. サードパーティのツール(Nero など)を使用して .ISO を CD に書き込むと、Acronis True Image 2013 とハードウェア ドライバが格納されたブータブル Windows PE ディスクが作成されます。