ファイル レベルのバックアップからデータをリカバリする
通常、ファイルおよびフォルダのリカバリは、Acronis Backup Explorer で開始します。特定のバージョンをリカバリする場合は、[バージョンの表示] ウィンドウからリカバリの手順を開始します。いずれの場合でも、リカバリを開始すると、[ファイルのリカバリ] ウィンドウが開きます。
バックアップ エクスプローラでのファイルおよびフォルダのリカバリについて説明します。
- バックアップ エクスプローラで、リカバリするファイルおよびフォルダを選択します。バックアップ エクスプローラでの選択操作については、「ファイルとフォルダ」を参照してください。[リカバリ] をクリックしてリカバリを開始します。[ファイルのリカバリ] ウィンドウが開きます。

- 選択したファイルまたはフォルダをリカバリするコンピュータ上のリカバリ先を選択します。元のロケーションにデータをリカバリすることができます。また、必要に応じて新しいロケーションを選択することもできます。新しいロケーションを選択するには、[参照] ボタンをクリックします。
- 新しいロケーションを選択した場合、デフォルトでは、元の絶対パスはリカバリせずに、選択した項目がリカバリされます。項目をフォルダ構造全体と共にリカバリすることもできます。その場合は、[絶対パスをリカバリ] チェックボックスをオンにします。
- 必要に応じて、リカバリ処理のオプション(リカバリ処理の優先度、ファイルレベルのセキュリティ設定など)を選択します。オプションを設定するには、[ファイルのリカバリ オプション] リンクをクリックします。ここで設定するオプションは、現在のリカバリ処理にのみ適用されます。
- リカバリ処理を開始するには、[今すぐリカバリする] ボタンをクリックします。
- リカバリの進行状況が別ウィンドウに表示されます。[キャンセル] をクリックすると、リカバリは中止されます。中止したリカバリによってリカバリ先のフォルダが変更されている場合があります。
メール、アプリケーション設定、およびシステム状態のリカバリ方法
メールは、電子メールのバックアップからデータのリカバリを意味します。アプリケーション設定およびシステム状態は、Acronis True Image Home 2010 など、旧バージョンの Acronis True Image Home によって作成された古いバックアップからのみリカバリできます。
電子メール、アプリケーション設定、およびシステム状態のバックアップからデータをリカバリする方法について説明します。
- Acronis Backup Explorer で目的のバックアップ バージョンを選択し、[リカバリする] をクリックしてリカバリを開始します。[ファイルのリカバリ] ウィンドウが開きます。
- このようなデータをリカバリできるのは、元のロケーションに対してのみです。そのため、変更できるのはリカバリ オプションのみです。リカバリ オプションを変更するには、[リカバリ オプション] リンクをクリックします。ここで設定するオプションは、現在のリカバリ処理にのみ適用されます。
- リカバリ処理を開始するには、[今すぐリカバリする] ボタンをクリックします。
- リカバリの進行状況が別ウィンドウに表示されます。[キャンセル] をクリックすると、リカバリは中止されます。リカバリを中止しても元のロケーションで変更されている場合があることにご留意ください。