バックアップ、バックアップバージョン、レプリカをクリーンアップする
手動またはスケジュールでバックアップ処理が実行されるたびに、Acronis Cyber Protect Home Office ではバックアップの保存先に新しいバックアップバージョンが作成されます。
不要になったバックアップバージョンを削除する場合は、アプリケーションに用意されているツールを使用してください。Acronis Cyber Protect Home Office 以外でバックアップバージョンを削除すると、バックアップファイルの処理中にエラーが発生します。
次のバックアップのバージョンは手動では削除できません。
- CD、DVD、BD に保存されているバックアップ
- ノンストップバックアップ
- 認証バックアップ
ノンストップバックアップの保持ルール
Acronis Cloud にファイルやフォルダをバックアップする場合には、ノンストップスケジュールの設定ができます。詳細については、「スケジュール設定」を参照してください。
Acronis Cyber Protect Home Office はバックアップ対象データを常に監視し、変更内容を Acronis Cloud にアップロードするので、バックアップによってストレージスペースがすぐに消費される場合があります。バックアップバージョンの数を減らし、クラウド領域の消費を最適化するために、Acronis Cyber Protect Home Office では以下のバックアップバージョンだけが保持されます。
- 過去 1 時間のすべてのバージョン
- 過去 24時間の 1時間ごとの最初のバージョン
- 前の週の各日の最初のバージョン
- 前の月の週ごとの最初のバージョン
- 各月の最初のバージョン
他のすべてのバージョンは自動的に削除されます。保持ルールはあらかじめ設定されており、変更することはできません。
レプリカ保持ルール
レプリケーションが有効になったバックアップ操作を実行するたびに、Acronis Cyber Protect Home Office は新しいバックアップバージョンをローカルに作成し、新しいレプリカバージョンをクラウドに作成します。インターネットの使用を最適化する目的で、バックアップバージョンの数に比べてレプリカバージョンの数がわずかに少なくなることがあります。それでもなお、レプリカによって多くの領域が消費される可能性があります。領域を節約するには、レプリカ保持ルールを次のように使用します。
- [バックアップ] セクションで、必要なバックアップをクリックし、右下隅の [設定] をクリックします。
- [設定] をクリックして [レプリケーション] を選択します。
レプリカバージョン数の制限を設定できます。レプリカの数に加えて、保存期間も制限できます。[次の期間を超えたバージョンを削除する] チェックボックスをオンにし、バージョンの保存期間を指定します。指定した期間を超過したバージョンは、すべて自動的に削除されます。
バックアップ全体とそのレプリカを削除するには、次のようにします。
[バックアップ] セクションで、削除するレプリカを含むバックアップを右クリックし、[バックアップおよびレプリカの削除] をクリックします。
バックアップの種類に応じて、バックアップをそのロケーションから完全に削除したり、バックアップファイルを完全に削除するか Acronis Cyber Protect Home Office のバックアップ名のみを削除するかを選択したりすることができます。バックアップを完全に削除した場合、削除を元に戻すことはできません。Acronis Cyber Protect Home Office からバックアップ名のみを削除すると、バックアップファイルは現在のロケーションに残り、後で既存のバックアップを Acronis Cyber Protect Home Office に追加することができます。
バックアップのロケーションが使用できなくなった場合、そこでバックアップファイルを削除することはできません。ただし、このバックアップの名前を Acronis Cyber Protect Home Office から削除することはできます。ローカルに参照する削除対象のバックアップファイルが Acronis Cyber Protect Home Office にない場合は、既存のこのバックアップを Acronis Cyber Protect Home Office に追加します。その後、Acronis Cyber Protect Home Office を使用してこのバックアップとそのファイルを完全に削除できます。
バックアップを削除すると、そのレプリカも自動的に削除されます。ローカルバックアップを削除してそのレプリカを引き続き保持することはできません。ただし、レプリカだけを削除し、それに対応するローカルバックアップを保持することは可能です。
バックアップを削除せずにレプリカを削除するには、[バックアップ] セクションで、削除するレプリカを含むバックアップを右クリックしてから、[レプリカのみの削除] をクリックします。
クリーンアップ設定を構成するには、次のようにします。
- [バックアップ] セクションで、必要なバックアップをクリックし、右下隅の [設定] をクリックします。
- [クリーンアップ] タブを選択し、クリーンアップ設定を構成します。
デフォルトでは、Acronis Cyber Protect Home Office は最新の 20 個のバージョンを保存します。21 個目のバージョンを作成するときに、Acronis Cyber Protect Home Office によってバックアップの最も古いバージョンが自動的に削除されます。バックアップバージョンの数に異なる制限を設定できます。