一般的なユース ケース: NAS ストレージへの AFP アクセス

実際の一般的な Network Reshare ユース ケースでは、Mac が NetApp NAS システムなどの NAS ストレージアクセスします。ほとんどの NAS システムでは、AFP ファイル共有をホストする機能は含まれていません。Mac ユーザーは、ネイティブ OS X SMB クライアントを使用して NAS ファイル共有に接続する以外の選択肢はありません。この結果として、通常、ファイルの参照、転送、および検索パフォーマンスは不十分で、Mac アプリケーションの非互換性、ファイル名の問題、ファイルの破損などが頻繁に発生します。

Network Reshare を使用すると、NAS システムでのファイル共有が、Access Connect を実行している Windows サーバーを介して Mac で使用可能になります。Mac は Access Connect AFP ファイル共有に接続し、Access Connect は NAS の既存の SMB/CIFS ファイル共有を介して NAS システムとやり取りします。このように、Mac 側の非互換性および問題に、ネイティブ AFP アクセスを許可すること、および Access Connect が Windows サーバー側 SMB アクセスを使用して NAS ストレージにアクセスすることで対処します。これにより、Mac SMB クライアント アクセスに比べてパフォーマンスおよびスループットが向上します。結果として、NAS ストレージへの Access Connect を介した Mac AFP ファイル共有アクセスのパフォーマンスは、ほとんどの場合、同じ NAS システムに SMB で直接同じ Mac にアクセスするよりも向上します。