期間の範囲内に収める

適用対象: Windows、Linux

バックアップ タスクを開始する時刻を、指定した期間内に制限します。

ある企業では、ユーザー データとサーバーのバックアップ用に、同じ NAS(Network Attached Storage)上の異なるロケーションを使用しています。就業時間は午前 8 時から午後 5 時までです。ユーザーのデータはユーザーがログオフしたらすぐにバックアップする必要がありますが、実行できる時間は午後 4:30 から午後 10 時までの間です。毎日午後 11 時に会社のサーバーをバックアップします。このため、ネットワークの帯域幅をすべて利用できるように、この時刻までにすべてのユーザー データのバックアップが完了すると理想的です。上限を午後 10 時に指定すると、ユーザー データのバックアップ時間は 1 時間を超えないことが前提となります。指定した期間内にユーザーがまだログオンしているとき、またはその期間以外の時刻にログオフしても、ユーザー データをバックアップしません。つまり、タスクの実行をスキップします。

結果は次のようになります。

(1)ユーザーが午後 4 時半から午後 10 時の間にログオフすると、ログオフの直後にバックアップ タスクが開始されます。

(2)ユーザーがその期間以外の時刻にログオフすると、タスクはスキップされます。

その他の例

タスクが特定の時刻に実行されるようにスケジュールされていて、この時刻が指定された期間の範囲外の場合

たとえば、次のようになります。

この例では、タスクが実行されるかどうかとその時刻は、タスクの開始条件によって異なります。