下位互換性およびアップグレード

Acronis Backup & Recovery 10 からのコマンドライン ユーティリティのアップグレード

Acronis Backup & Recovery 10 のスタンドアロン エディションから Acronis Backup にアップグレードする場合、コマンドライン ユーティリティをアップグレードする追加の操作は不要です。

集中管理を使用してエディションをアップグレードすると、エージェントがインストールされているすべてのコンピュータで、ソフトウェアによってコマンドライン ユーティリティがインストールされます。追加の操作は不要です。

下位互換性

Acronis Backup コマンドライン ユーティリティは、Acronis Backup & Recovery 10 コマンドライン ユーティリティと下位互換性があります。古い構文を引き続き使用することができます。trueimagecmd の代わりに acrocmd と入力するだけで使用できます。

既存のスクリプトの使用を継続するには、スクリプトを編集して trueimagecmdacrocmd に置き換えます。スクリプトに trueimagecmd ユーティリティへのパスが含まれている場合は、acrocmd ユーティリティのパスに置き換えます。他のすべてのパラメータおよび値はそのままにします。

acrocmd に切り替える前に、すべての製品コンポーネントがアップグレードされたことを確認してください。Acronis Backup & Recovery 10 は acrocmd をサポートしていません。

古い構文と新しい構文をスクリプト内で組み合わせて使用できますが、コマンド文字列では組み合わせることはできません。新しいスクリプトを作成する場合は、新しい構文を使用することをお勧めします。

古い構文を使用した場合でも、ログやコマンドの出力は新しい形式で表示されます。

バックアップ ファイル名の拡張子

バックアップ コマンドでの /filename パラメータの動作は、Acronis Backup & Recovery 10 と Acronis Backup で少々異なります。Acronis Backup & Recovery 10 では、バックアップ ファイルの拡張子はパラメータ値で指定したものと完全に一致しますが、これとは異なり Acronis Backup では、*.tib 拡張子がこの値に付加されます。

たとえば、次のようになります。