Linux での cron サービスを使用したバックアップのスケジュール

バックアップを自動化するには、多くの UNIX ユーザーが使い慣れている cron サービスを使用できます。

ボリュームを定期的にバックアップする必要があるとします。増分バックアップを毎日作成しながら、完全バックアップを毎週作成する必要があるとします。

list disks コマンドを使用して、必要なボリューム番号を取得します。たとえば、ボリューム番号が 2-1 であるとします。

日単位および週単位のバックアップ用に 2 つの実行可能ファイル(たとえば abr.cron)を作成し、それぞれ /etc/cron.daily ディレクトリと /etc/cron.weekly ディレクトリに置きます。

ボリューム 2-1 の完全バックアップを毎週開始するには、次の行を /etc/cron.weekly/abr.cron ファイルに追加します。

#!/bin/bash
acrocmd backup disk --volume=2-1 --loc=/mnt/my_archives/my_host --arc=my_archive

ここで /mnt/my_archives/my_host は、バックアップ保存先のパスです。

増分バックアップを毎日開始するには、2 つ目の abr.cron ファイルが必要です。

#!/bin/bash
acrocmd backup disk --volume=2-1 --backuptype=incremental --loc=/mnt/my_archives/my_host --arc=my_archive

詳細については、cron サービスのヘルプを参照してください。