--cbt_mode={on_if_enabled|on|off}
このパラメータによって、ESX(i) 仮想コンピュータの増分バックアップまたは差分バックアップの実行時に Changed Block Tracking(CBT)を使用するかどうかを決定します。
Changed Block Tracking(ESX(i) 4.0 以降の機能)は、仮想ディスクの内容に対する変更を追跡します。これにより、バックアップが高速化され、バックアップ中におけるストレージの負荷が軽減されます。
CBT の使用は、仮想コンピュータの設定で指定します。CBT 設定パラメータは、仮想コンピュータおよびその各ディスクに対して個別に設定します。CBT 設定パラメータの設定については、VMware サポート技術情報 http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1031873(英語)を参照してください。
Acronis Backup を使用すれば、複数の設定パラメータを手動で設定することなく、複数のコンピュータ上で CBT の使用を開始できます。
使用できるパラメータ値
Acronis Backup が、バックアップされる個々の仮想コンピュータと、仮想コンピュータのすべてのディスクに対して CBT を自動的に有効にします。CBT 設定によって、バックアップ中の CBT の使用が決定され、バックアップが完了した後もその設定は保持されます。
CBT が仮想コンピュータに対して有効になっている場合、Acronis Backup は、個々のディスクの CBT 設定に従って CBT を使用します。有効になっていない場合、CBT は使用されません。
仮想コンピュータのカスタム CBT 設定を保存する場合、すべてのバックアップ(完全バックアップを含む)にこの値を使用します。
仮想コンピュータの CBT 設定に関係なく、Acronis Backup は CBT を使用しません。
制限事項
VMware vSphere では CBT のサポートに制限があるため、次の場合には CBT を使用することはできません。
スナップショットは VMware vSphere で CBT のサポートが制限されている機能の 1 つですが、Acronis Backup で CBT を使用する場合には制限されません。