エージェント for Exchange のインストール

エージェントfor Exchangeは、Microsoft Exchange Serverのメールボックスの役割を実行しているコンピュータにのみインストールできます。エージェントのリモート インストールを行うことはできません。

このエージェントは、Acronis Backup Advanced のセットアップ プログラムに含まれています。

エージェントはエージェント for Windows と共にインストールするか、エージェント for Windows が既にインストールされているコンピュータにインストールします。

インストールする前に

ライセンス: 十分な数のライセンスがあることを確認してください。Exchange Server ごとに 1 ライセンスが必要です。Exchange クラスタを使用している場合、クラスタのノードごとにライセンスを取得することをお勧めします。

エージェント for Exchange には、次のライセンスのいずれかが必要です。

このライセンス 1 つにつき、同じコンピュータにエージェント for Windows をインストールできます。そのため、Exchange データベースとメールボックスに加えてコンピュータ全体をバックアップできます。

エージェント for Windows が既にインストールされている場合は、Acronis Backup Advanced for Exchange アドオン ライセンスを使用してエージェント for Exchange をインストールできます。

試用モードで製品を使用する場合、ライセンスは不要です。

要件: Exchange Server が次の要件に適合していることを確認してください。

インストール手順

エージェントのセットアップには特定の要件があり、この要件はローカルの対話型インストール モードのみで確認できるため、エージェント for Exchange のリモート インストールは実行できません。

Exchange Server でのエージェントのインストール
  1. セットアップ プログラムを実行します。
  2. 対象のコンピュータの使用方法を確認するウィンドウが表示されたら、[このコンピュータのデータをバックアップする] チェック ボックスをオンにします。
  3. 画面の指示に従います。管理サーバーをインストールした場合は、インストール中に管理サーバーへのエージェント for Exchange の登録を選択します。
Exchange クラスタ ノードへのエージェントのインストール

Exchange クラスタでデータをバックアップするには、クラスタの各ノードにエージェントをインストールします。クラスタ ノードでエージェントをインストールするには、エージェント サービスに対して、ドメイン ユーザーの既存のアカウントを指定します。エージェントは、このアカウントを使用して、いかなるノードにあるクラスタ化されたデータにでもアクセスできます。このアカウントは、各クラスタ ノードに対する管理権限が必要です。

クラスタ ノードでエージェントをインストールするには

  1. セットアップ プログラムを実行します。
  2. 対象のコンピュータの使用方法を確認するウィンドウが表示されたら、[Acronis コンポーネントを手動で選択し、インストール処理をカスタマイズする] チェック ボックスをオンにします。
  3. コンポーネント ツリーで、[エージェント for Exchange] を選択します。エージェント for Windows は自動的に選択されます。
  4. 画面の指示に従います。

    詳細: ログオンアカウントをAcronisサービスに割り当てるように指示されたら、Acronis Managed Machine Serviceアカウントで、[既存のアカウントを使用する]を選択し、各クラスタノードで管理権限を持っているアカウントを指定します。また、このエージェントに新しいアカウントを作成することもできます。その後、集中管理用バックアップ計画または復元タスクを作成するときに、必要な権限を持つドメイン アカウントに対する資格情報を指定する必要があります。

    管理サーバーをインストールした場合は、インストール中に管理サーバーへのエージェント for Exchange の登録を選択します。