iSCSI および NDAS デバイスの構成
ここでは、ブータブルメディアで作業している場合に、Internet Small Computer System Interface(iSCSI)デバイスおよび Network Direct Attached Storage(NDAS)デバイスを構成する方法について説明します。以下の手順を実行すると、ブータブルメディアからブートされたマシンにローカル接続しているように、これらのデバイスを使用できるようになります。
iSCSIターゲットサーバー (またはターゲットポータル )は、iSCSIデバイスをホストするサーバーです。iSCSIターゲット は、ターゲットサーバー上のコンポーネントです。このコンポーネントはデバイスを共有したり、デバイスにアクセスすることを許可されたiSCSIイニシエータのリストを作成したりします。iSCSIイニシエータ は、マシン上のコンポーネントです。このコンポーネントはマシンとiSCSIターゲットとの間の通信を提供します。ブータブルメディアからブートされたマシン上のiSCSIデバイスへのアクセスを構成する際、そのデバイスのiSCSIターゲットポータルと、ターゲットにリストされているiSCSIイニシエータの1つを指定する必要があります。ターゲットが複数のデバイスを共有する場合は、それらすべてにアクセスできるようになります。
LinuxベースのブータブルメディアにiSCSI デバイスを追加するには
[ツール] > [iSCSI/NDASデバイスの構成] をクリックします。[ホストの追加] をクリックします。iSCSI ターゲットポータルのホストの IP アドレスとポート番号、およびデバイスへのアクセスが許可された任意の iSCSI イニシエータの名前を指定します。 ホストの認証が要求される場合は、ユーザー名とパスワードを入力します。 [OK] をクリックします。リストから iSCSI ターゲットを選択して、[接続] をクリックします。 iSCSI ターゲットの設定で CHAP 認証が有効になっている場合は、iSCSI ターゲットにアクセスするための資格情報を入力するよう求められます。iSCSI ターゲットの設定と同じユーザー名とターゲットシークレットを指定します。[OK] をクリックします。 [閉じる] をクリックしてウィンドウを閉じます。PEベースのブータブルメディアにiSCSIデバイスを追加するには
[ツール] > [iSCSIセットアップの実行] をクリックします。[検出] タブをクリックします。[ターゲットポータル] で [追加] をクリックし、iSCSI ターゲットポータルの IP アドレスとポートを指定します。[OK] をクリックします。[一般] タブ、[変更] の順にクリックし、デバイスへのアクセスが許可された任意の iSCSI イニシエータの名前を指定します。[ターゲット] タブ、[更新] の順にクリックし、リストで iSCSI ターゲットを選択してから [接続] をクリックします。[OK] をクリックして iSCSI ターゲットに接続します。 iSCSI ターゲットの設定で CHAP 認証が有効になっている場合は、認証失敗 のエラーが表示されます。この場合は、[接続] 、[詳細] の順にクリックし、[CHAP ログインを有効にする] チェックボックスを選択して、iSCSI ターゲットの設定と同じユーザー名とターゲットシークレットを指定します。[OK] をクリックしてウィンドウを閉じてから、[OK] をクリックして iSCSI ターゲットに接続します。 [OK] をクリックしてウィンドウを閉じます。NDASデバイスを追加するには(Linuxベースのブータブルメディアのみ)
[ツール] > [iSCSI/NDASデバイスの構成] をクリックします。[NDAS デバイス] をクリックして、[デバイスの追加] をクリックします。20 文字のデバイス ID を指定します。 デバイスにデータを書き込みできるようにする場合は、5 文字の書き込みキーを指定します。このキーがない場合は、デバイスは読み取り専用モードになります。 [OK] をクリックします。[閉じる] をクリックしてウィンドウを閉じます。