アーカイブのベリファイ

バックアップ データが復元可能かどうかを確認するにはベリファイ タスクを設定します。バックアップのベリファイ結果が不合格の場合は、ベリファイ タスクが失敗し、バックアップ計画がのステータスがエラーになります。

ファイル バックアップのベリファイでは、バックアップからダミーの復元先に対してすべてのファイルの復元を疑似的に実行します。ボリューム バックアップのベリファイでは、バックアップに保存されているすべてのデータ ブロックのチェックサムを計算します。

ベリファイを設定するには、次のパラメータを指定します。

  1. [ベリファイの実行時期]: ベリファイを実行するタイミングを選択します。ベリファイは多くのリソースを使用する処理なので、管理対象のコンピュータのピーク時以外にベリファイをスケジュールするのが効果的です。これに対し、ベリファイがデータ保護戦略の主要な部分になっており、バックアップ データに破損がなく正常に復元できるかどうかをすぐに知りたい場合は、バックアップ作成後すぐにベリファイを開始することを検討してください。
  2. [ベリファイの対象]: アーカイブ全体またはアーカイブ内の前回のバックアップのどちらをベリファイするかを選択します。

    アーカイブのベリファイでは、すべてのアーカイブのバックアップをベリファイするため、多くのシステム リソースを使用して、長い時間が掛かる場合があります。

    このバックアップが増分バックアップまたは差分バックアップで、サイズが小さい場合でも、最新バックアップのベリファイに時間がかかる可能性があります。これは、バックアップに物理的に含まれているデータだけでなく、バックアップの選択によって復元可能となったすべてのデータもベリファイされるためです。このベリファイには、以前に作成したバックアップへのアクセスが必要となります。

  3. [ベリファイのスケジュール](手順 1 で [スケジュールに従う] を選択した場合のみ表示されます): ベリファイのスケジュールを設定します。詳細については、「スケジューリング」を参照してください。