Acronis Cyber Infrastructureについて

Acronis Cyber Protect 15は、Acronis Cyber Infrastructure 3.5 Update 5 以降との統合をサポートしています。

macOS マシンでは、Acronis Cyber Infrastructure へのバックアップを使用できません。

デプロイ

Acronis Cyber Infrastructure を使用するには、オンプレミスのベアメタルに配置します。製品を最大限に活用するには、最低でも5台の物理サーバーを使用することをお勧めします。ゲートウェイ機能だけが必要な場合は、1 台の物理サーバーまたは仮想サーバーを使用するか、必要な台数のサーバーでゲートウェイクラスターを設定します。

管理サーバーと Acronis Cyber Infrastructure で時刻の設定が同期されていることを確認します。Acronis Cyber Infrastructure の時刻設定は、デプロイ中に設定できます。ネットワークタイムプロトコル(NTP)での時刻の同期はデフォルトで有効になっています。

Acronis Cyber Infrastructure の複数のインスタンスを配置し、同じ管理サーバーに登録できます。

登録

登録は Acronis Cyber Infrastructure の Web インターフェースで行います。Acronis Cyber Infrastructure は、組織管理者によってのみ、また組織内でのみ登録できます。一度登録すると、すべての組織部署でストレージが利用できるようになります。任意の部署または組織に対してバックアップロケーションとして追加できます。

逆の操作(登録解除)は Acronis Cyber Protect インターフェースにて行われます。[設定] > [Storage Node] をクリックし、必要な Acronis Cyber Infrastructure をクリックし、[削除] をクリックします。

バックアップの保存先の追加

Acronis Cyber Infrastructure のインスタンス 1 つごとに 1 つのバックアップロケーションのみを部署または組織に追加できます。部署レベルで追加されたロケーションは、この部署の管理者と組織管理者が利用できます。組織レベルで追加されたロケーションは、組織管理者のみが利用できます。

ロケーションを追加する際は、作成して名前を入力します。既存のロケーションを新しい管理サーバーまたは別の管理サーバーに追加する必要がある場合は、[既存のロケーションを使用する...] チェックボックスを選択し、[参照] をクリックして、リストからロケーションを選択します。

Acronis Cyber Infrastructure の複数のインスタンスが管理サーバーに登録されている場合は、ロケーションを追加する際に Cyber Infrastructure のインスタンスを選択できます。

バックアップスキーム、操作、制限事項

ブータブルメディアから Acronis Cyber Infrastructure に直接アクセスすることはできません。Acronis Cyber Infrastructure を操作するには、メディアを管理サーバーに登録して、Cyber Protect ウェブ コンソールからそのメディアを管理します。

コマンドラインインターフェースから Acronis Cyber Infrastructure にアクセスすることはできません。

利用可能なバックアップスキームおよびバックアップの操作の面で、Acronis Cyber Infrastructure はクラウド ストレージと似ています。唯一の違いは、保護計画の実行中に Acronis Cyber Infrastructure からバックアップをレプリケーションできる点です。

マニュアル

Acronis の Web サイトAcronis Cyber Infrastructure の文書をすべて確認できます。