サイトツーサイトOpenVPNのネットワークの管理

適用されるライセンスモデルによっては、一部の機能で追加のライセンスが必要になる場合があります。

クラウドには最大で23個のネットワークを追加して管理できます。

ネットワークの追加

前提条件

サイト間Open VPN接続が設定されている(サイト間Open VPNの構成を参照)。

ローカルサイトにネットワークを追加してクラウドに拡張するには

  1. VPNアプライアンスで、クラウド内に拡張するローカルネットワークとの新しいネットワークインターフェースを設定します。

  2. 1つ以上のネットワークを追加するには、追加するネットワークごとに、仮想アプライアンスが実行されている仮想マシンに1つの仮想ネットワークインターフェイス(ネットワークアダプタ)を追加します。

    次の例は、Hyper-Vハイパーバイザー上で実行されている仮想マシンの手順を示すものです。

    新しい仮想ネットワークアダプタは、クラウドに拡張するローカル仮想ネットワークで設定する必要があります。

  3. VPNアプライアンスのコンソールにログインし、[ネットワーキング] セクションで、インターフェイス(アダプタ)のネットワーク設定を設定します。

    • インターネットアクセスを有効にするには、IPアドレス設定は、仮想ネットワークインターフェイスの1つのみに必須です。他のネットワークインターフェイスのIP設定は省けます。

    • 無差別モードおよび偽造送信、または MAC アドレスなりすましをアダプタごとに有効にする必要があります。詳細については、このナレッジベースの記事を参照してください。

    VPNアプライアンスは、すべてのアクティブなインターフェイスからCyber Disaster Recovery Cloudへのネットワークについての情報のレポートを自動的に開始します。

  4. Cyber Protectコンソールにログインし、[ディザスタリカバリ] > [接続] に移動します。

    すべてのローカルネットワークが、クラウドサイトに自動的に拡張されます。

ネットワークを削除

クラウドに拡張したネットワークを削除するには

  1. VPNアプライアンスコンソールにログインします。
  2. ネットワークセクションで、削除するインターフェースを選択してから、[ネットワーク設定の消去] をクリックします。
  3. 処理を確認します。

これにより、セキュアなVPNトンネル経由でのクラウドへのローカルネットワーク拡張が停止します。このネットワークは独立したクラウドセグメントとして稼働します。このインターフェイスを使用してクラウドサイトとのトラフィックの送受信や、クラウドサイトとのすべてのネットワーク接続が切断されます。

パラメータを変更

ネットワークパラメータを変更するには

  1. VPNアプライアンスコンソールにログインします。
  2. ネットワークセクションで、編集するインターフェースを選択します。
  3. [ネットワーク設定の編集] をクリックします。
  4. いずれかのオプションを選択してください。

    • DHCPを使用したネットワークの自動構成を行うには、[DHCPを使用する] をクリックして操作を確認します。

    • 手動でネットワークを構成するには、[静的IPアドレスの設定]をクリックして設定を構成し、[決定]をクリックします。

      設定 説明
      IPアドレス ローカルネットワークにおけるインターフェイスのIPアドレスです。
      VPNゲートウェイIPアドレス 適切なCyber Disaster Recovery Cloudサービスの動作のためにネットワークのクラウドセグメント用に予約されている特別なIPアドレスです。
      ネットワークマスク ローカルネットワークのネットワークマスクです。
      デフォルトゲートウェイ ローカルサイト上のデフォルトゲートウェイです。
      優先DNSサーバー ローカルサイト上のプライマリDNSサーバーです。
      代替DNSサーバー ローカルサイト上のセカンダリDNSサーバーです。