マウントポイント
このオプションは、マウントされたボリュームまたはクラスターの共有ボリュームを含むデータソースに対し、Windowsでファイルレベルのバックアップを行う場合にのみ有効です。
- ローカルディスク、USBドライブなどの「ローカル」マウントポイントのデータは常にバックアップされる。
- CIFS/NFS共有などの「リモート」マウントポイントのデータは、バックアップされない。
このオプションは、フォルダ階層内でマウント ポイントより上位にあるフォルダにバックアップする場合にのみ有効です。(マウントポイントとは、追加のボリュームが論理的に接続されるフォルダです)。
-
このようなフォルダ(親フォルダ)をバックアップ対象として選択し、[マウントポイント] オプションをオンにすると、マウントされたボリューム上に存在するすべてのファイルが、バックアップに格納されます。[マウントポイント] オプションをオフにすると、バックアップ内のマウントポイントは空になります。
親フォルダの復元中、マウントポイントの内容は、復元用の [マウントポイント] オプションがオンになっていれば復元され、オフになっていれば復元されません。
- マウント ポイントを直接選択するか、マウント ボリューム内の任意のフォルダを選択すると、選択したフォルダは通常のフォルダと認識されます。このフォルダは、[マウントポイント] オプションの状態にかかわりなくバックアップされ、復元用の [マウントポイント] オプションの状態にかかわりなく復元されます。
デフォルト設定:無効。
ファイルレベルのバックアップを使用して、目的のファイルまたはボリューム全体をバックアップすることで、クラスターの共有ボリュームに存在するHyper-V仮想マシンをバックアップできます。仮想コンピュータを整合性のある状態でバックアップするため、仮想コンピュータの電源をオフにしてください。
例
C:\Data1\フォルダが、マウントされたボリュームのマウントポイントであると仮定します。ボリュームには、フォルダFolder1とFolder2が格納されています。データに対してファイルレベルのバックアップを行う保護計画を作成します。
ボリュームCのチェックボックスを選択して、[マウントポイント] オプションを有効にすると、バックアップ内のC:\Data1\フォルダにFolder1とFolder2が格納されます。バックアップデータを復元する際には、復元用の [マウントポイント] オプションを正しく使用するように注意してください。
ボリュームCのチェックボックスをオンにして、[マウントポイント] オプションをオフにすると、バックアップ内のC:\Data1\フォルダは空になります。
Data1、Folder1、またはFolder2フォルダのチェックボックスをオンにすると、オンにしたフォルダが、[マウントポイント] オプションの状態にかかわりなくバックアップ内に通常のフォルダとして格納されます。