サポートされるファイル システム
保護エージェントは、エージェントがインストールされているオペレーティングシステムからアクセスできれば、どのファイルシステムでもバックアップできます。たとえば、Windowsエージェントは、対応するドライバがWindowsにインストールされていれば、ext4ファイル システムをバックアップして復元することができます。
次の表には、バックアップと復元が可能なファイル システムについてまとめてあります(ブータブル メディアは復元のみサポート)。制限事項はエージェントとブータブル メディアの両方に適用されます。
ファイル システム | サポートするエージェントまたはブータブル メディア | 制限事項 | ||
---|---|---|---|---|
エージェント |
WindowsおよびLinux用ブータブル メディア |
Mac用ブータブル メディア |
||
FAT16/32 | 全エージェント |
+ |
+ |
制限なし |
NTFS | 全エージェント |
+ |
+ |
|
ext2/ext3/ext4 | 全エージェント |
+ |
- |
|
HFS+ | Macエージェント | - | + | |
APFS | Macエージェント | - | + |
|
JFS | Linuxエージェント | + | - |
|
ReiserFS3 | Linuxエージェント | + |
- |
|
ReiserFS4 | Linuxエージェント | + | - |
|
ReFS | 全エージェント | + | + |
|
XFS | 全エージェント | + | + |
|
Linux Swap | Linuxエージェント | + | - | 制限なし |
exFAT | 全エージェント |
+ バックアップが exFAT フォーマットで保存されている場合、ブータブルメディアを復元に使用することはできません |
+ |
|
*Windows XP システムでは、エージェント for Windows は NTFS 形式のドライブのみをサポートします。
認識されないファイルシステムやサポートされていないファイルシステム(Btrfsなど)のドライブをバックアップするときは、ソフトウェアが自動的にセクターバイセクターノードに切り替えられます。次のファイル システムの場合、セクタ単位のバックアップが可能です。
- ブロックベース
- 単一ディスク内
- 標準MBR/GPTパーティション スキームがある
ファイル システムが上記の要件を満たさない場合、バックアップできません。
データの重複除外
Windows Server 2012以降では、NTFSボリュームのデータの重複除外機能を有効にできます。データの重複除外を実行すると、ボリュームのファイルのフラグメントのうち重複しているものが 1 回しか保存されないため、使用する領域が小さくなります。
データの重複除外が有効になっているボリュームのバックアップとリカバリはディスクレベルで制限なく実行できます。Acronis VSSプロバイダーを使用する場合を除き、ファイルレベルのバックアップがサポートされます。ディスクバックアップからファイルをリカバリするには、バックアップから仮想マシンを実行するか、Windows Server 2012以降を実行しているマシンでバックアップをマウントし、マウントされたボリュームからファイルをコピーします。
Windows Serverのデータ重複除去機能は、Acronis Backupの重複除外機能とは関係ありません。