Acronis Backup 12.5 Update 2 リリースノート
Acronis Backup 12.5 Update 2 リリースノート
リリース日: 2018 年 1 月 30 日
ビルド: 9010
概要
Acronis Backup 12.5がリリースされました。これは、オンプレミス、リモートシステム、プライベートクラウド、パブリッククラウド、モバイルデバイスのデータを保護する簡単・高速なバックアップソリューションです。この優れたソリューションは3回のクリック操作でインストールできます。16のプラットフォームを保護し、4つの暗号化標準。最も近い競合製品よりも2倍高速のバックアップ・復元を提供します。そして、50万社を超える企業がアクロニス製品を利用しています。
Acronis Backup 12.5には、Acronis Backup 12.5 StandardとAcronis Backup 12.5 Advancedの2つのエディションがあります。
Update 2の新機能
すべてのオンプレミスデプロイで使用できる新機能
管理
- Linux にインストールされている管理サーバー上でのユーザーアカウントを管理できます
インストールとインフラストラクチャ
- 専用の仮想マシン上で Linux、管理サーバー、Linuxエージェント、VMwareエージェント(Linux)の自動配置を行うための Acronis Backup アプライアンスです
- Windows マシンを Web インターフェースで追加する場合、エージェントが管理サーバーへのアクセスに使用する名前または IP アドレスを選択できます
- アップデートの自動確認と手動確認
セキュリティ
- バックアップコンソールは、デフォルトで HTTPS プロトコルをサポートしています
- 管理サーバーは、自己署名の証明書ではなく、信頼できる認証局が発行した証明書を使用できます
- root ユーザー以外を、Linux にインストールされた管理サーバーに管理者として追加できます
バックアップのスケジュール設定
- 新しいスケジュールオプション:
- バックアップのためにスリープ状態または休止状態からマシンを起動する
- バックアップ中にスリープモードまたは休止モードにしない
- 実行されなかったバックアップをマシンの起動時に実行することを禁止するオプション
- 新しいバックアップ開始条件(Windows ノート PC とタブレットのバックアップに便利):
- バッテリー電源を節電する
- 従量制課金接続時には開始しない
- 次の Wi-Fi ネットワークへの接続時には開始しない
- デバイスの IP アドレスをチェック
- [月単位] のスケジュールで、バックアップを実行する個別の月を選択
- 手動で差分バックアップを開始する機能
バックアップ保存先
- 各マシンのバックアップをスクリプトで定義したフォルダに保存する(Windows を実行するマシン用)
- ローカルにデプロイされた Acronis Storageをバックアップロケーションとして使用する
アプリケーション
- Microsoft Office 365 メールボックスとメールボックスアイテムを Microsoft Exchange Server に復元する(逆も同様)
新しいオペレーティングシステムと仮想環境プラットフォームのサポート
- macOS High Sierra 10.13
- Debian 9.1 および 9.2
- Red Hat Enterprise Linux 7.4
- CentOS 7.4
- ALT Linux 7.0
- Red Hat Virtualization 4.1
操作性の向上
- [バックアップ] タブでロケーションの名前を変更する(Storage Node が管理するロケーションを除く)
- [設定] > [エージェント] > エージェントの詳細で VMwareエージェントが管理する vCenter Server または ESXi を変更する機能。
Advancedライセンスでのみ使用できる新機能
管理
- Linux にインストールされた管理サーバーで部署の作成を行うことができます
インストールとインフラストラクチャ
- 管理対象ロケーションを追加する場合、エージェントから Storage Node へのアクセスに、サービス名と IP アドレスのどちらを使用するかを選択できます
操作性の向上
- Storage Node のプロパティパネルで管理対象ロケーションの追加を開始できます
テープのサポート
- LTO-8 技術を完全サポート。テストされたデバイスの正確な名前については、ハードウェア互換性リストを参照してください。
Update 1の新機能
Acronis Backup 12.5の新機能
- 独自の機能: Acronis Active Protectionによりランサムウェアを検知・遮断し、システムやデータを確実に保護。
- 集中管理バックアップポリシー、静的/動的グループ分け、部署や支店単位のバックアップ管理により、大規模環境、大容量データに対応。
- カスタマイズ可能なダッシュボードと詳細レポート作成により、インフラ全体の状況を迅速に把握。
- 独自の機能:XenServer、 Linux KVM、Red Hat Virtualization、Oracle VMサーバーのバックアップにより、あらゆる仮想環境を完全に保護。
- テープ ドライブ、オートローダー、テープライブラリに対応。
- バックアップのステージング(移動)、レプリケーション(コピー)、ベリファイ、保持(クリーンアップ)など、バックアップ管理操作のオフホスト処理。
- Webベースのタッチ操作可能な集中管理コンソールにより、管理の煩雑さを軽減。
- 独自の機能:VMware vSphere ESXiとMicrosoft Hyper-VのホストとVMを保護し、あらゆる仮想環境を完全に保護。
- より高速な災害復旧のためのVMwareのVMレプリケーションとWAN最適化
- 独自の機能:Acronis Instant Restore(バックアップを仮想マシンとして実行)とVMwareおよびHyper-V用のvmFlashbackが復旧時間目標(RTO)を短縮。
- VMwareのバックアップ用にSANストレージのスナップショットに対応し、ESXiのリソース利用率を軽減。
- リモートブータブルメディアにより、リモート システムとデータセンターのRTOを大幅に短縮。
Update 2 で修正された問題
このセクションでは、Update 2で修正された問題について説明します。
ビルドで修正された問題 9010
インストールとアップグレード
- [TTASK-21608] ビルド 7970 以降のアップデートで Acronis Management Server サービスを開始できない場合がある。
- [ABR-148800] Acronis Management Server または Windows エージェントが Windows の読み取り専用のドメインコントローラにインストールされない。
共通
- [ABR-150369] ビルド 8850 で Acronis スケジューラサービスがクラッシュする場合がある。
- [ABR-148883] 資格情報が [ホスト名またはドメイン]\[ユーザー名] の形式で指定されない場合に、Acronis ブータブルメディアの SMB 共有や VMware エージェント(仮想アプライアンス)経由の SMB 共有を参照できない。資格情報を [ホスト名またはドメイン]\[ユーザー名] の形式で指定する必要のあることがエラーメッセージで明瞭に示されるようになった。
- [ABR-148528] Acronis ブータブルメディア環境のリカバリ ウィザードで、LVM ボリュームが含まれる Linux マシンのバックアップを復元する場合に [RAID/LVM の適用] オプションが表示されない。
Acronis Storage
- [ABR-145706] ビルド 7970 またはそれより古いビルドからのアップデート以後、Acronis Storage へのバックアップの実行やバックアップロケーションの参照が失敗し、「エージェントの資格情報がありません」というメッセージが表示される。
仮想環境
- [ABR-150456] Windows 10/2012 R2 EFI 物理マシンから作成されたバックアップを Hyper-V VM に変換すると、ブート不可能な VM が生成される(「NTLDR is missing」というエラーが表示される)。
- [ABR-149798] vSphere VM レプリケーションアクティビティが 10% 進行した時点でハングアップし、「One or more required subsystems failed to initialize」というエラーが発生する場合がある。
- [ABR-149413] EFI マシンを含むバックアップが Windows/Linux エージェント経由で作成された場合、Hyper-V および ESXi VM への変換が「使用できるターゲット ディスクのサイズ({0, size})が必要なサイズ({1, size})に満たないため、ディスクをコピーできません」というエラーで失敗する。
Acronis Notary(ASign)
- [ABR-147778] ノータリゼーションを有効にした状態でファイルをバックアップした場合、ファイルの検証で「サービスが使用できません」というエラーが表示される。
ビルドで修正された問題 8850
インストールとアップグレード
- [TTASK-21679] アップグレード後、Web バックアップコンソールで青い背景の上に「Acronis Backup」が表示され、そこで読み込みが止まる場合がある。
- [ABR-146591] Acronis アップグレード ツールで、11.5/11.7 からのアップグレードおよび 12/12.5 の一部の古いビルドからのアップグレードが失敗し、Acronis Management Server サービスがクラッシュする。
- [ABR-142734] NetworkService システムアカウントに %temp% フォルダに対するアクセス権がない場合、このアカウントで実行される Acronis サービスを開始できない。
- [ABR-141626] VMwareエージェント(仮想アプライアンス)を最新のビルドに更新した後、バックアップまたは他のアクティビティ中に、エージェントに関するアラートが生成されない。
- [ABR-140394] 管理サーバーが外部の Microsoft SQL データベースを使用するよう構成されており、接続パスワードに特殊文字(%、#など)が含まれている場合、Acronis Backup Management Server サービスを開始できない。
- [ABR-137452] Acronis Backup Management Server がMicrosoft Hyper-V Server 2012 R2 コアにインストールされている場合、opengl32.dll、glu32.dll、および ddraw.dll の各ファイルがないことが原因で、Acronis Service Manager サービスを開始できない(これらの .dll ファイルは、デフォルトでは Windows コアインストールに含まれない)。この場合、製品全体が正常に機能しない。
- [ABR-135152] Acronis Backup インストーラーのウィンドウをマルチモニターシステム上の複数のモニター間でドラッグすると、ハングして応答しなくなる。
- [ABR-131248] 64 ビットマシンで実行している管理サーバーから 32 ビットの Windows マシンにエージェントをリモートでインストールしようとすると失敗し、まぎらわしいエラーメッセージが表示される。
共通
役割と部署の管理
- [ABR-139735] 部署管理者として定義されたユーザーが Active Directory またはマシンのローカルユーザーから削除された場合、[設定] > [管理者] を使用してこのユーザーを管理サーバーから削除できない。
ダッシュボード、レポート、およびアラート
- [ABR-140309] 日次のアクティビティレポートとアラートレポートではなく、完全なダッシュボードレポートが作成される。
- [ABR-137630] 管理サーバーが Ubuntu にインストールされている場合、[ダッシュボード] タブまたは [レポート] タブからレポートをダウンロードできない。
AcronisStorage Nodeとデータカタログ
- [ABR-133661] カタログサービスを実行しているマシンで Java をアップデートした後、データカタログが失敗する。表示されるエラー:「ホスト 'host_name' に接続できません」。
- [ABR-135566] 重複除外が有効な管理対象ロケーションに対するバックアップ中に、mms.exe プロセスがクラッシュすることがある。
- [ABR-129426] Windowsユーザーアカウント制御(UAC)をAcronis Storage Nodeが実行されているマシンで無効にする必要がある。UACが有効になっていると、Storage Nodeにバックアップはできない。表示されるエラー:「指定した資格情報による接続を確立できませんでした。管理対象のマシンに接続しようとしている場合は、「Acronis Remote Users」セキュリティグループのメンバーの資格情報を使用してください。ローカルにインストールされたManagement Serverに接続するには、「Acronis Centralized Admins」セキュリティグループのメンバーの資格情報を使用してください。Management Serverへのリモート接続の場合は、これら両方のセキュリティグループのメンバーであるアカウントの資格情報を使用してください。
- [ABR-38271] 管理対象ロケーションに保存されたバックアップのベリファイ中に、0 % という不正確な進行状況が表示される。
仮想環境
- [ABR-141943] vSphere 仮想マシンのエージェントレスバックアップで、デフォルトの 443 以外のポートを使用してvCenterに接続すると失敗する。
- [ABR-139974] Hyper-V ロールが有効な Microsoft Windows 2008 で実行される仮想マシンが静的な MAC アドレスを持つ場合、その仮想マシンのバックアップが失敗する。表示されるエラー:「プロパティ 'AllowMacSpoofing' を取得できませんでした」。
- [ABR-138661] VMwareエージェント(仮想アプライアンス)が管理サーバーに接続する際、アプライアンスのデプロイ中に IP による接続が定義されていたとしても、常にサーバーのホスト名を使用しようとする。
- [ABR-138478] 管理サーバーがあるマシンに SQL エージェントがインストールされている場合、ESXi 設定のバックアップが失敗する。表示されるエラー:「POR:ブランチ 'ProviderId' が見つかりません」。
- [ABR-132985] ESXi 6.5 Host Client を使用して OVF テンプレートから VMwareエージェント(仮想アプライアンス)をデプロイしようとすると失敗する。表示されるエラー: 「postNFCData に失敗しました」。
- [ABR-129688] その他のLinux(32-bit)に設定されている、ゲストOSの誤ったプロパティが原因になり、Linuxエージェントによって作成されたLinuxマシンのバックアップから変換されたESXi仮想マシンが、ESXiホストで起動しない場合がある。
- [ABR-104538] Acronis Backup Management ServerがLinuxを実行中のマシンにインストールされている場合、VMwareエージェント(Windows)を使用できない。
- [ABR-81335] vSphere クラスターに含める ESXi ホストが [ナビゲーション] ツリーで直接選択されると、デバイス一覧に仮想マシンが表示されない。
テープ管理
- [ABR-140985] バージョン 12.5 にアップグレードすると、管理対象テープベースロケーションに保存されているバージョン 11.7 バックアップからファイルまたはフォルダを復元できなくなる。
- [ABR-139651] 複数のマシンから管理対象テープベースロケーションへの並列バックアップが、入出力エラーによって失敗することがある。
- [ABR-136132] バージョン11 バックアップ形式が使用されている場合、[完全バックアップの作成時にスタンドアロンテープドライブのテープを上書きする] オプションが機能しない。
- [ABR-135596] [各マシンの正常なバックアップの後にテープを取り出す] オプションが有効な場合、バックアップ計画が失敗し、テープが取り出されない。表示されるエラー:「ストレージノードに接続できませんでした」。この問題は、スタンドアロンのテープドライブにのみ該当します。
Macエージェント
- [ABR-108598] 名前に特殊な制御文字(\r)が含まれるフォルダを選択すると、次のエラーが表示される。「URI が無効です。正しくない記号が検出されました」。
アプリケーション サポート
- [ABR-140290] SQL エージェントが実行されているマシンのシングルパスバックアップを SMB 共有に対して実行するとき、バックアップ共有を smb://server/share(末尾にスラッシュなし)として指定すると、警告が出て完了する。表示される警告:「ファイルを開いているときにエラーが発生しました」。「バックアップロケーションのログオン情報を設定できませんでした」。
- [ABR-137524] SQL データベースの増分バックアップが、大規模なデータベースの処理中にハングする場合がある。
- [ABR-121741; ABR-110133] 複数の Office 365 メールボックスに適用されるバックアップ計画が、一部のメールボックスが物理的に削除されていると、警告が出て完了する。また、バックアップ計画からそのような削除済みメールボックスを除外することもできない。
Update 1で修正された問題
このセクションでは、Update 1で修正された問題について説明します。
ビルドで修正された問題 7970
インストールとアップグレード
共通
- [ABR-137070] WinPEベースのブータブルメディアで起動したリモートマシンで acrocmd を使用したバックアップが失敗する。表示されるエラー:「このディスクに対する処理を実行するための十分な権限がありません。'ファイルとディレクトリのバックアップ'(SeBackupPrivilege)および 'ファイルとディレクトリの復元'(SeRestorePrivilege)の権限が必要です。」
- [ABR-137061] バックアップ元またはバックアップ先ロケーションの資格情報が、バックアップのレプリケーションの計画のログにプレーンテキストで含まれる場合がある。
- [ABR-135566] Acronis Storage Nodeが管理するロケーションへのバックアップが失敗する。表示されるエラー:「ロケーションがまだ初期化されていません。Storage Nodeが完全に初期化されてから、もう一度試してください。」その後、mms.exeプロセスがクラッシュする。
- [ABR-135267] Windows 10を実行しているEFIコンピュータが復元され、起動された後、2番目の起動オプションが予期せず表示される。
- [ABR-134448] 非表示のネットワーク共有をバックアップ計画のバックアップ元として保存できず、[バックアップする項目]フィールドが空のままになる。
役割と部署の管理
- [ABR-138229] 部署管理者を追加するとき、バックアップコンソールに[表示名]の値が英語以外の言語に設定されているActive Directoryのユーザーアカウントが「???? ????」と表示される。
Active Protection
- [ABR-136876] バックアップコンソールで、Active Protectionアクティビティに概要が「UNTRANSLATED」として表示される場合がある。
- [ABR-135331] Active Protection計画の適用後、バックアップコンソールに予期せず「Active Protection サービスが実行されていません」という警告が表示されることがある。
ビルドで修正された問題 7641
インストールとアップグレード
- [ABR-133606] Acronis Backup Management Serverデータベースへのアクスセスの問題のため、Acronis Backup 11.7からアップグレードした後に、バックアップ計画が失われる場合がある。
- [ABR-133396] Acronis Backup 12/11.5/11.7からアップグレードした後、新しいバックアップ計画を作成できないことがある。表示されるエラー:「ユーザープロファイルでアカウントを追加できませんでした。」
- [ABR-132880] Acronis Backup 11.7からのアップグレード後、「内部サーバーエラー100011」メッセージがバックアップコンソールに表示される場合がある。
- [ABR-132756] Acronis Backup 11.7 Advancedからのアップグレード中に、バックアップ計画のアップグレードアクティビティが失敗する場合がある。表示されるエラー:「POR:パス'.MachineAddress'によってプロパティにアクセスできません。」
- [ABR-132350] Acronis Backup 12からアップグレードした後、バックアップ成功に関する電子メール通知が送信されない。
- [ABR-131984] Acronis Backup 11.7からのアップグレードが、90%で長時間ハングすることがある。
- [ABR-131872] ポート8089の競合により、Acronis Backup Management ServerがVMware vCenter Serverと同じマシンで実行できない。
- [ABR-131343] Acronis Backup 11.5/11.7からアップグレードした後、Windowsエクスプローラーでアーカイブファイルを開けない、または、マウントできない。
- [ABR-130913] Acronis Backup 11.5/11.7からアップグレードした後、デフォルトの電子メール通知設定が保持されない。
- [ABR-122292] Acronis Backup 11.5/11.7によって作成されたMicrosoft Exchange CDPアーカイブが復元できない。表示されるエラー:「この処理はサポートされていません。」
共通
- [ABR-132794] 正しく適用されていないライセンス制限のため、Active Protection計画をUniversal Licenseが割り当てられたマシンに適用できない。
- [ABR-131006] 更新通知インジケーター([設定] > [エージェント]タブ)に、更新が必要なエージェントの数が正しく表示されない。
- [ABR-130967] バックアップがUSBフラッシュドライブ上にある場合、バックアップの削除が失敗する。表示されるエラー:「サポートされていないURIが指定されました。」
- [[ABR-130477] コンピュータが選択したWi-Fiネットワークへの接続を失い、別のWi-Fiネットワークに接続してしまうと、Acronis Cloud Storageにバックアップできず、再試行も適切に行われない。
- [ABR-130115] バックアップコンソールを使用して異なるハードウェアにマシンを復元する際、BIOSベースのオペレーティングシステムのUEFIへの変換が実行されない。
- [ABR-126484] ネットワーク共有の管理対象ロケーションについて、バックアップで占有された領域の情報が[容量]列に正しく表示されない。
- [ABR-126042] バックアップのベリファイ作業の進行状況が正しく表示されない。
- [ABR-121569] バックアップ形式が [バージョン12] に設定されていると、バックアップ分割オプションが適用されない。
役割と部署の管理
- [ABR-131855] 削除されたWindowsアカウント/グループがリストにある場合に、[管理者]タブをクリックすると、「AccountServer.UserGroupNotFound」エラーが発生する。
- [ABR-124308] バックアップエージェントまたはAcronis Storage Nodeをインストールすると、[部署の選択] ダイアログで部署のリストが保存されない。
ダッシュボード、レポート、およびアラート
- [ABR-122810] 計画の実行失敗時に生成されるアラートが、バックアップ計画以外の計画の [アラート] タブに表示されない。この問題は別の ベリファイ、バックアップのレプリケーション、およびVMへの変換の計画に影響する。
Acronis Notary(ASign)
- [ABR-129554] Acronis Cloud Storageにある暗号化済みバックアップのファイルが、[このファイルのバージョンに署名] コマンドで署名されない。
仮想環境
- [ABR-130030] 直接ボリュームを選択してバックアップが作成されている場合、バックアップをHyper-V仮想マシンに変換できない。表示されるエラー:「空き領域がありません」
- [ABR-125939] Hyper-Vエージェントをインストールした後、Hyper-Vの仮想マシンが10分遅れてバックアップコンソールの [デバイス] タブに表示される場合がある。
テープ管理
- [ABR-129951] ディスクレベルバックアップの形式がバージョン12で、ディスクキャッシュを使用して復元を高速化するオプションが有効になっている場合に、テープベースのロケーションからのファイル復元で警告が発生することがある。表示されるメッセージ:「内部エラー: サポート対象外です。」実際には、ディスクキャッシュは復元処理中に使用されません。
アプリケーション サポート
- [ABR-133093] Office 365のバックアップ内の要素を検索すると、検索条件と一致するバックアップではなく、すべての電子メールが取得される。
- [ABR-133091]Exchange 2016 Cumulative Update 5のバックアップからのメールボックス復元が動作しない。
- [ABR-129938] Acronis Managed Machineサービスが、Microsoft Exchangeを実行中のマシンで適切に停止しない場合がある。
Acronis Backup 12.5で修正された問題
このセクションでは、Acronis Backup 12.5で修正された問題についてBackup 12 Update 3と比較して説明します。
共通
- [ABR-108446] Acronis Backup 11.5/11.7からアップグレードした後、2つ以上のロケーションにバックアップをレプリケートするバックアップ計画が失敗する。この問題は1つの追加のバックアップロケーションが定義されているバックアップ計画には影響しません(セカンダリのバックアップ先)。
- [ABR-110899、ABR-108804] SQL Serverデータベースをバックアップしているときに、試用版を起動できない。
- [ABR-110713] Windowsエクスプローラーシェル拡張経由で開かれた.tibファイルをコピーするときにパフォーマンスが低下する。
- [ABR-108066] VMwareエージェントまたはHyper-Vエージェントによって実行された物理コンピュータから仮想(P2V)への復元が正常に完了するものの、「オブジェクトのプロパティ'ManagedHost'を取得できませんでした」という警告がアクティビティに含まれる。
- [ABR-107545] 有効なライセンスを追加した後にも、不足しているライセンスに関するメッセージがバックアップ計画作成パネルに表示され続ける。
- [ABR-88247] [アクティビティ] タブでデバイス名を使用して検索するとき、大文字と小文字が区別される。
仮想化
- [ABR-111052] NVMeコントローラを持つVMware vSphere 6.5仮想マシンのバックアップが失敗する。表示されるエラー:「このファイルへのアクセス権限がありません。」
- [ABR-117801] PVRDMAネットワークアダプタを使用して仮想マシンを新しい仮想マシンにリカバリした後に、リカバリされた仮想マシンにVMXNET3ネットワークアダプタが設定される。
- [ABR-119508] 既存の暗号化された仮想マシンにレプリケートした後、レプリケートされた仮想マシンの電源がオンにならない。表示されるエラー: 「モジュール'Nvman'の電源がオンになりませんでした。」
- [ABR-119529] VMFS 6.0データストアにあるVMware vSphere 6.5仮想マシンをSAN転送モードを使用してバックアップできない。
- [ABR-104133] VMレプリケーション計画を作成するときに、電子メール通知オプションがない。
- [ABR-90170] 仮想マシンを選択し、[アクティビティ] をクリックすると、バックアップアクティビティが表示されない場合がある。
アプリケーション サポート
- [ABR-104004] データベースバックアップでExchangeメールボックスアイテムを参照すると、[勤務先住所] に連絡先名が2回表示される。
- [ABR-102816] 大量のExchangeメールボックス(200以上)の復元中に、Acronis Management Serverが過剰なRAMを消費する。
既知の問題
このセクションでは、現在までに把握されている製品の問題および可能な場合はその回避策について説明します。
インストールとアップグレード
重要:
Acronis Backup 12.5はAcronis Backup 11.5、11.7、12からアップグレードできます。Acronis Backup 12 Betaが実行されているマシンでAcronis Backup 12.5のプログラムの設定を起動すると、インストールの前にBeta製品のアンインストールを求められます。アップグレード手順の詳細については、Acronisナレッジベースのhttps://kb.acronis.com/content/59801の記事を参照してください。
- [ABR-144289] OVF テンプレートから ESXi ホストバージョン 5.1 以下に Acronis Backup アプライアンスをデプロイすると、次の間違ったゲスト OS タイプの仮想マシンが生成される:「その他(32 ビット)」。結果として、アプライアンスは正常に機能しない。
解決策:vSphere クライアントを使用して、アプライアンス仮想マシンのゲスト OS タイプを「その他の 3.x 以降の Linux(64 ビット)」に変更します。
- [ABR-143693] vCenter バージョン 6.5 U1 ビルド 5973321 で vSphere Web Client を使用すると、OVF テンプレートから Acronis Backup アプライアンスをデプロイできない。これは、このバージョンの vCenter が OVF テンプレートからのデプロイをサポートしておらず、OVA 形式のみがサポートされるからである。
解決策:ユーザーガイドで説明されているように Acronis Backup アプライアンス用の仮想マシンを手動で準備し、Acronis Backup アプライアンスの .iso からブートしてインストールを続行します。
- [ABR-142841] Acronis Backup アプライアンスの .iso から EFI マシンをブートできない。
解決策:BIOS マシンを使用します。
- [ABR-142560] ESXi バージョン 6.5 で vSphere Host Client を使用すると、OVF テンプレートから Acronis Backup アプライアンスをデプロイできない。表示されるエラー:「必要なディスクイメージがありません」。
解決策:OVF テンプレートからデプロイするために vSphere Host Client ではなく vSphere Web Client を使用します。または、ユーザーガイドで説明されているようにAcronis Backup アプライアンス用に手動で仮想マシンを準備し、Acronis Backup アプライアンスの .iso からブートして、インストールを続行します。
- [ABR-136964] 管理サーバーがあるマシンに Bitdefender Internet Security 2018 がインストールされている場合、[デバイス] タブと他のタブとの間で往復すると、管理サーバーに登録されているエージェントが [デバイス] タブに表示されなくなる。
解決策:Acronis インストールフォルダを、Bitdefender Internet Security 2018 の除外一覧に追加します。
- [ABR-131502] アーカイブが暗号化されている場合、Acronis Backup 11.7からのアップグレード後、管理対象ロケーションにバックアップできない。
解決策:[バックアップ]タブの管理対象ロケーションを削除し、ロケーションを再度追加します。
- [ABR-131165] バックアップコンソールで複数の仮想アプライアンスをバージョン11.5/11.7からバージョン12.5に同時にアップグレードしようとするとハングアップすることがある。
解決策: 仮想アプライアンスを1台ずつアップデートします。
- [ABR-130409] Acronis Backup エージェントをインストールした後、Acronis Backup Management Serverのホスト名がエージェントのインストールされているマシンからIPで解決されないと、マシンが[デバイス] タブに表示されない場合がある。次のエラーメッセージがインストールログに表示される。「[HOSTNAME] ホストが解決できませんでした。ホストが見つかりません」
解決策:Management Serverがエージェントのあるマシンからホスト名でアクセスできるようにします。
- [ABR-130294] vSphere 6.5暗号化を利用して暗号化されたVMwareエージェント(仮想アプライアンス)のアップデートまたはアップグレードができない。表示されるエラー:「暗号化された仮想ディスクデバイスには暗号化された仮想マシンが必要です」
解決策:アップデートまたはアップグレード前に暗号化を解除します。
- [ABR-118182] Microsoft.VC90.CRT ランタイムパッケージのインストールが原因で、インストールが 96% 完了した時点で最大 10 ~ 20 分間ハングアップする場合がある。主な現象として、Windowsモジュールインストーラ(TiWorker.exe)プロセスが絶え間なくCPUリソースを消費する。
共通
- [ABR-145273] AdGuard Anti-banner が有効の場合、バックアップコンソールの一部が表示されず、正常に使用できない。
解決策:AdGuard のプロパティで、サイトのホワイトリストに Acronis Backup 管理サーバーのアドレスを追加する。
- [ABR-129997] macOSを実行しているマシンのバックアップをローカル接続されたFAT32またはExFAT形式のディスクに作成すると、バックアップが失敗する場合がある。表示されるエラー:「オペレーティングシステムエラー:リソースは一時的に使用できません。」
解決策:HFS+でディスクをフォーマットし、バックアップを再開します。
- [ABR-131366] バックアップファイルをFAT32ボリュームに保存した場合、保持ルールを実行してもバックアップファイルのサイズが減少しない。
- [ABR-131204] Mac OS Xが実行されているマシンのUSBフラッシュドライブに、バージョン12のバックアップ形式を使用してバックアップすると、バックアップ操作ができない場合がある。表示されるエラー:「列挙子が空のアーカイブを返しました」
解決策:[バックアップオプション] > [バックアップ形式] を[バージョン11] に設定して、バックアップ計画を再作成します。
- [ABR-128461] ブータブルメディアで実行すると、バージョン12 形式へのファイルレベルのバックアップおよびこの形式のバックアップからの復元が動作しない。
解決策:Windowsエージェントまたは Linuxエージェントを使用してファイルやフォルダのバックアップと復元を行います。
- [ABR-128209] 読み込み/書き込みレベルのバックアップからマウントされたボリュームをマウント解除した後、マウントされたボリュームが変更されていないのに新しいリカバリポイントが追加される。根本原因は、Windowsが自動的に新しく表示されたボリュームを検出し、メタデータ変更を適用するため、マウント解除中にAcronis Backup 12.5が新しいリカバリポイントにあるこの変更を強制的に保持することにある。
- [ABR-127363] バックアップの保存先がAcronis Cloud Storageの場合、[バックアップの合計サイズ別] クリーンアップルールがバックアップコンソールで利用できない。
- [ABR-124845] OS Xが実行されているマシンに適用されるバックアップ計画で、イベントおよび条件に基づいてバックアップスケジュールを設定できるが、Macエージェントがこのスケジュールに従ってバックアップを実行しない。
- [ABR-121236] [計画] タブから複数の計画をエクスポートできない。
解決策:計画は1件ずつエクスポートしてください。
- [ABR-111624] OS X 10.8~10.10でブータブルメディアを作成すると、Acronisのコンポーネントが起動しない。表示されるエラー:「コードシグネチャが無効です。」
- [ABR-109012] 仮想マシンやメールボックスのようなリソースを削除した後も、リソースに適用されたバックアップ計画が引き続き実行され、次の警告が表示されて完了する。「GXT:アイテムプロバイダは、キーを持つアイテムのレポートをスキップしました」
解決策:[計画] タブでバックアップ計画を編集してリソースを削除します。
- [ABR-104297] Windows 10が実行されているマシンのEdgeブラウザでバックアップコンソールを開くと、「このページに到達できません」というエラーメッセージが表示される場合がある。このエラーメッセージは、URLにManagement Serverを実行しているマシンのホスト名が含まれていると表示される。
解決策:Management Serverのホスト名の代わりに、IPアドレスまたは「localhost」(Management Serverが同一のマシンにインストールされている場合)を指定します。
- [ABR-68302] バックアップのレプリケーションの進行状況が、対象のタスクを実行しているマシンの [デバイス] タブにある [ステータス] 列に適切に表示されない。
ダッシュボード、レポート、およびアラート
Active Protection
Acronis Storage Node、Acronis Storage、およびデータカタログ
重要:
インストールについて:Windowsエージェントは、常にAcronis Storage Nodeとともにインストールされます。このエージェントはロケーションの内容を参照するために必要です。