サイバー攻撃は業務時間に関係なく発生します。夜間や週末、休暇中も例外ではありません。Acronis MDR by Acronis TRU(アクロニス自社が提供するMDRサービス)は、パートナーが自社でセキュリティオペレーションセンター(SOC)を構築することなく、エキスパートによる24時間365日の監視、調査、対応を可能にします。
アクロニスは、こうした専門知識の提供をより容易にし、パートナーがより多くのリスクに対処できるよう、MDRサービスの機能を拡充しています。これらの取り組みは、アクロニスによるマネージドセキュリティへの幅広いコミットメントに基づくものです。相互につながるワークスペースをMSP(ITサービス事業者)が保護できるように支援すると同時に、その顧客が脅威の調査、効果的な対応、事業継続に必要なエキスパートの支援を受けられることを目的としています。
主なアップデート
· 対応言語の拡充:英語に加え、スペイン語、イタリア語、日本語、ポルトガル語に対応しました。フランス語には2026年11月までに対応予定です。
· 顧客との直接コミュニケーション:オプションの追加サービスにより、指定された顧客担当者へインシデント通知やレポートを直接送付できます。
· 通信事業者によるセルフアクティベーション:通信事業者が対象サービスを有効にすると、顧客は自身でコンソールからMDRを有効化することができます。
· ダークウェブ監視(2026年11月までに提供予定):顧客とのセキュリティに関する対話を支援するため、漏えいした情報、データ、認証情報を特定するドメインベースの継続的なスキャンを実施します。パートナーは、1度だけスキャンを依頼することで、顧客への提案を目的とした活用が可能です。
· マネージドITDRへの早期アクセス(2026年末までに提供予定):一部のパートナーを対象に、アイデンティティに関する脅威の検知と対応(Identity Threat Detection: ITDR)を提供します。一般提供は2027年第1四半期を目指しています。
働き方に合わせた保護を業務時間外にも提供
従業員の業務環境は、デバイス、クラウドアプリケーション、アイデンティティ、業務データなどにまたがっています。これらは相互につながっているため、アカウントが侵害されると、複数のサービスにわたって情報が流出するおそれがあります。また、漏えいした認証情報がさらなる攻撃の足がかりになることもあります。この環境を保護するには、個々のリスクが事業全体にどのような影響を及ぼすかを理解する必要があります。
こうしたリスクは、業務時間が終わってもなくなりません。土曜の夜の不審なログインや休暇中の攻撃にも、迅速な調査と対応が必要です。翌稼働日まで待つ間に、攻撃者に侵害範囲の拡大、データの窃取、業務の妨害に使える時間を与えてしまう可能性があります。効果的な保護には、業務時間外にもエキスパートによる24時間365日の対応が欠かせません。
MSPにとって、これは運用上の課題です。顧客は継続的な保護を期待していますが、リスクにさらされる領域が広がるほど、評価すべき情報も判断すべき事項も増えます。インシデントを調査し、重要な点を説明し、適切な対応を支援できる専門家が必要になります。保護の範囲を広げるには、それを運用する体制も強化しなければなりません。
セキュリティテクノロジーに加えて専門家による24時間365日の運用を追加
Acronis Threat Research Unit(TRU)が支援し、アクロニスのSOCが直接提供するこのサービスは、24時間365日体制で監視、調査、対応を行います。Acronis Endpoint Detection and Response(EDR)とAcronis Extended Detection and Response(XDR)を補完し、その効果をさらに高めることで、パートナーが可視化と対応の機能を、継続的に運用されるセキュリティサービスとして提供できるよう支援します。
この連携が重要なのは、不審な活動の検知がインシデント対応の一段階にすぎないからです。証拠を評価し、その重要性を判断し、次に取るべき措置を調整する人が必要です。アクロニスのアナリストは、こうした運用の専門知識をMSPのチームに提供し、既存のEDRやXDRへの投資から、より大きな価値を引き出せるよう支援します。
復旧までを含めたマネージドレスポンス
顧客にとって、インシデントの影響はシステムの侵害だけでなく、業務の中断にも及びます。Acronis MDR Advancedは、封じ込めや修復を、ロールバック、バックアップからの復旧、適用可能なリモート監視・管理(RMM)による操作と連携させます。これらの機能を対応プロセスに組み込むことで、セキュリティ担当と復旧担当の間の引き継ぎを減らし、通常業務への復帰を支援します。各措置は、合意したサービス範囲、利用可能なライセンス、設定、承認に従って実施されます。
24時間365日の専門家の支援でチームを強化し保護の拡大を支える
Acronis MDR Advancedには、脅威ハンティング、依頼に応じた調査・分析、根本原因に関する詳細なレポート、サービス範囲内での個別依頼への対応が含まれます。これらのサービスにより、パートナーは何が起きたのか、どのような対応が行われたのか、保護をどこで改善できるのかを把握できます。また、他のプロバイダーでは別途料金が発生する場合がある専門的な業務についても、24時間365日支援を受けられます。
Acronis TRUは、これまで数多くのパートナー環境をサポートした経験を蓄積しています。未知の脅威に初めて遭遇した際は調査に時間がかかることもありますが、同じ脅威が別の環境で発生した場合には、既知の指標と検証済みの対応手順を活用して、より迅速に対処できます。こうした知見の共有により、個々のMSPは、自社の顧客環境だけでは得られない幅広い証拠や知識を活用できます。
Acronis MDRのサービスレベルは、運用上のニーズに応じてStandardまたはAdvancedが選択できます。Acronis MDR Standardは、調査結果に基づいて対応し、修復を自ら担える、セキュリティを中心にサービスを提供するMSPに適しています。Acronis MDR Advancedは、幅広いITサービスを提供し、調査から修復、復旧まで、より実践的な支援を求める事業者により適しています。
パートナーの導入実績が示すサービスの価値
Acronis MDR by Acronis TRUでは、早期アクセスに参加したパートナーの100%が一般サービス提供開始後も利用を継続しています。
オランダのMSPであるSIX ICTにとっての課題は、自社でSOCを構築することなく、セキュリティの専門家による継続的な支援を提供することでした。既存のアクロニス環境にAcronis MDR by Acronis TRUを追加することで、24時間体制の監視を実現し、チームの運用負担を軽減しました。CEOのRobert Nieuwenhuijse氏は、アナリストの技術的な知識、徹底した調査、コミュニケーションを高く評価し、次のように述べています。「私たちのシステムを守る専門家の経験の豊富さと熟練度が伝わってきます」。詳しくは、SIX ICTの導入事例をご覧ください。
オーストラリアのMSP、IT&Tの事例からも、運用面でのメリットがわかります。同社は、診療所をはじめとする医療機関を顧客に持ちます。データ保護とセキュリティのサービスを統合するためにAcronis Cyber Protect Cloudを導入し、MDRとEDR/XDRも追加しました。現在では、継続的な監視に加え、顧客が取締役会での説明や議論に活用できる月次SOCレポートを提供しています。セキュリティを運用するチームと、その成果を把握する必要がある人々の双方に価値をもたらしています。
新機能により専門家の支援をさらに提供しやすく
インシデントの背景情報を共有し、推奨される対応を理解する際には、言語が障壁になることがあります。英語に加えて、スペイン語、イタリア語、日本語、ポルトガル語に対応することで、より多くのパートナーが慣れ親しむ言語でAcronis MDR by Acronis TRUを利用できるようになります。フランス語には2026年11月までに対応する予定です。
顧客との直接連絡を可能にするオプションの追加サービスにより、パートナーはサービス提供方法の選択肢を広げられます。MSPは、顧客が指定した担当者にアクロニスからインシデント通知やレポートを直接送付するよう設定できます。これにより、セキュリティイベントの状況をより詳しく把握したい顧客を支援できます。通信事業者向けには、顧客によるセルフアクティベーションで導入手続きを簡素化します。対象サービスが有効になると、利用条件を満たす顧客は、契約可能なMDRのサービスレベルをコンソールから有効化できます。個々の有効化の手続きに通信事業者が介在する必要はありません。
ダークウェブ監視で既存の情報流出リスクを可視化
パートナーはダークウェブスキャンを依頼することで、顧客のドメインに関連する情報、データ、認証情報の漏えいの把握に役立てられます。ドメインを基にした継続的なスキャンは、2026年11月までにAcronis MDRの一部として提供する予定です。パートナーは、スキャン結果を活用して、すでに発生している情報流出の具体的な証拠を顧客に示し、追加の保護対策が必要な理由を説明できます。
その価値は、最初の提案だけにとどまりません。パートナーは結果を基に、その後の対応に優先順位を付け、認証情報に関するリスクを減らす方法を顧客に案内し、継続的な検知と対応の役割を説明できます。漏えいしたデータを見つけても、流出そのものを取り消すことはできません。しかし、それによって生じるリスクへの対策を判断するための証拠が得られます。
次の拡張はマネージドサービスによるアイデンティティ保護
アクロニスは、2026年末までに一部のパートナーを対象にマネージドITDRの早期アクセスを開始し、2027年第1四半期の一般提供を目指しています。この方針は、業務システムへのアクセス制御におけるアイデンティティの重要性と、アイデンティティに関連する脅威にもマネージドセキュリティの専門知識を適用する必要性を踏まえたものです。
アクロニスは今後数四半期にわたり、さらに多くのリスクや攻撃経路を対象に、マネージドセキュリティサービスを拡充していきます。顧客が業務を行い、脅威が発生し得る場所に専門家の支援を届け、業務環境をより幅広く保護することを目指しています。各サービスの詳細は、提供開始が近づいた段階でお知らせします。
パートナーにとっての目標は、広がる保護の責任を無理なく担えるようにすることです。そのために、専門家の知識を活用できる体制、効率的なサービス提供、そして脅威対応と事業継続の明確な連携が必要です。今回のMDR機能拡充と今後予定するサービスは、その目標に向けた段階的な取り組みです。顧客のニーズの変化に合わせて、MSPがセキュリティ事業を拡大できるよう支援します。
Acronis MDRの詳細をご覧いただき、自社のチームと保護する顧客に適したサービスレベルをご確認ください。
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Acronis について
2003年にシンガポールで設立されたスイス企業であるアクロニスは、世界15か所にオフィスを置き、60か国以上に従業員を擁しています。Acronis Cyber Platformは150か国に26言語で提供され、21,000社を超えるサービスプロバイダーに採用され、75万社以上の企業を保護しています。




