ユーザーが開始する配置モードを設定する
準備
- 管理コンソールとライセンスサーバーをインストールします。ライセンスサーバーにライセンスをインポートします。OS 配置サーバーと Acronis PXE Server をインストールします。標準インストールを実行した場合は、これらコンポーネントはすべてインストールされています。
- マスターイメージクリエータを使ったブータブルメディアから、または管理エージェントを使用して、(1 つまたは複数の)マスターシステムを構成およびイメージングします。
ユーザーが開始する配置を設定する手順は、次のとおりです。
- 管理コンソールを開始します。
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ようこそ画面で [ユーザーが開始する配置を構成する] をクリックします。メッセージが表示されたら、OS 配置サーバーがインストールされているコンピュータを指定します。
ユーザーが開始する配置で Acronis PXE Server を使用する計画があり、その PXE Server を使用するアクティブな処理がある場合、続行する前にそれらの処理をキャンセルするか、完了するまで待ちます。「PXE Server 使用時の考慮事項」も参照してください。
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企業のニーズに応じて配置テンプレートを作成します。ユーザーがわかりやすい名前を各テンプレートに割り当てます。ブートメニューに追加するテンプレートを 1 つ以上選択します。
ブートメニューにテンプレートを追加する
- ブートメニューの表示方法を選択します。たとえば、タイムアウト後に特定の配置テンプレートを自動的に開始できます。
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Acronis ブータブルメディア(リムーバブルメディアまたはメディアの ISO ファイル)を作成するか、または Acronis PXE Server にテンプレートをアップロードするかを選択します。
- ISO ファイルを保存すると、サードパーティの CD/DVD 書き込みソフトウェアを使用して、ユーザーが必要な数だけメディアのコピーを作成できます。ユーザーが開始する配置のブータブルメディアを作成するとき、その他のブータブルメディアを作成するときと同様に、配置サーバーの名前などのネットワーク設定を指定できます。詳細は、「Acronis ブータブルメディアの作成」を参照してください。
- PXE Server にアップロードされるテンプレートは、テンプレートの不正実行を防ぐため、パスワードで保護できます。ユーザーがブートメニューでテンプレートを選択すると、パスワードを要求するメッセージが表示されます。オペレーティング システムの起動にはパスワードは要求されません。
- 処理の概要を確認したら、[有効化] をクリックして続けます。ソフトウェアは、カスタム ブートメニューのあるメディアを作成します。OS 配置サーバーは、ユーザーが開始する配置モードに切り替わります。
ユーザーが開始する配置モードになっている OS 配置サーバー
管理者は、[コンピュータ] ビューでは、ユーザーが開始する配置の状態を各コンピュータについて確認できます。
配置サーバーがユーザーが開始する配置モードの場合、管理者は次の操作が可能です。
- ユーザーが開始する配置モードのパラメータを変更する。
- ユーザーが開始する配置モードの新規メディアを作成する。
- 必要に応じて選択した処理を停止するには、[コンピュータ] ビューの該当するコンピュータを右クリックして、[配置をキャンセル] をクリックする。
- ユーザーが開始する配置モードを無効にする。
配置をリクエストしたユーザーには、配置の進行中に次の画面が表示されます。
進行中のユーザーが開始する配置: ターゲットマシン側の画面