--cataloging={full|fast}
バックアップをカタログ作成すると、バックアップの内容がデータ カタログに追加されます。データ カタログを使用すると、GUI を使用して目的のデータ バージョンを簡単に見つけ、復元対象として選択することができます。
カタログ化は、バックアップが作成されるかバックアップが他の格納域にエクスポートされると、必ず実行されます。--cataloging パラメータを使用すれば、完全カタログ化か高速カタログ化のどちらかを選択できます。
完全カタログ化
このパラメータの値を full に指定するか、値を指定しない場合、バックアップの内容は最も詳細なレベルでカタログ化されます。つまり、カタログに次のようなデータが表示されます。
高速カタログ化
完全カタログ化によって管理対象コンピュータのパフォーマンスが低下する傾向がある場合、またはバックアップ ウィンドウが短すぎる場合、パラメータを fast に設定する必要があります。カタログには次のようなデータが表示されます。
既存のバックアップの内容全体をカタログに追加するには、適切な時間に手動で完全カタログ作成を開始します。
仮想環境に Acronis Backup Advanced を使用している場合の注意: 管理対象外の格納域(ローカルに接続されているストレージを除く)にバックアップするとき、エージェント for VMware(仮想アプライアンス)は常に高速カタログ化を実行します。
データ カタログの制限事項
暗号化されたデータやパスワードで保護されたデータをカタログ内に含めることはできません。また、一部のストレージでは、カタログ化がサポートされていません。次の場合は、--cataloging パラメータは指定しないでください。