リモートエンドポイントの統合監視・管理

よくあるご質問（FAQ）

• Acronis Cyber Protect のリモートエンドポイント監視・管理は、IT と OT が統合されている複雑な企業ネットワークにどのように対応していますか？

  Acronis Cyber Protect は、リモートエンドポイント監視・管理で高いパフォーマンスを発揮します。IT と OTが統合されている企業においては、次のような理由で特に有効です:
  1. 集中管理: IT デバイスと OT デバイスの両方を含む、すべてのエンドポイントを監視・管理するための集中管理ダッシュボードが提供されるため、企業全体のセキュリティ状況を統一されたビューで確認できます。
  2. アクティブ監視: 各エンドポイントの健全性とセキュリティ状態を継続的に追跡し、サイバー脅威やシステム障害を示す可能性のある異常を検出します。これは運営技術コンポーネントにとって極めて重要です。
  3. 自動アラート: 設定可能なアラートは、IT チームに問題をリアルタイムで通知し、機密性の高い運営システムを保護して、リスクを軽減するための迅速な対応を可能にします。
  4. ポリシー適用: 多様なエンドポイントの全体にセキュリティポリシーを適用し、SCADA システム、PLC、およびその他の産業用制御システムなどの、IT システムと運用テクノロジーの両方が、同じ高いセキュリティ基準に準拠できるようにします。
  5. パッチ管理: リモートでパッチを管理・展開し、迅速に脆弱性に対処し、最新のセキュリティパッチを用いて従来型の IT 環境と特殊な OT 機器の両方を最新の状態にちます。
  6. リモートアシスタンス: ネットワーク内のあらゆるエンドポイントに対し、リモートサポートおよび支援を推進します。これは、特に、さまざまな場所に分散していることが多い OT デバイスのトラブルシューティングと保守に有用です。
  7. 拡張性: このシステムは企業に合わせて拡張できるように設計されており、パフォーマンスやコントロールを損なうことなく、増え続けるエンドポイントを管理できます。
  8. 既存システムとの統合: 既存の管理システムやプロセスとシームレスに統合することによって、現在の運営を中断することなく、可視性とコントロールを強化します。
  
  Acronis Cyber Protect は、こういった側面に重点を置くことで、複雑な IT・OT 環境を持つ企業が単一のプラットフォームからエンドポイントを効果的に監視、管理、および保護できるようにし、複雑さを軽減して運営効率を高めます。

• Acronis Cyber Protect の OT および ICS 向けフェールセーフパッチ適用の利点は何ですか？

  Acronis Cyber Protect のフェールセーフパッチ適用ソリューションは、製造業 IT（OT）および産業用制御システム（ICS）環境にとって、次のような理由で特に有用です:
  1. 運用中断に対するレジリエンス: 多くの場合、OT と ICS は、継続的な生産および製造プロセスにとって重要です。 このソリューションには、パッチを適用する前にバックアップを作成できる機能を持ち、どのような運営システムでも迅速にリストアし、生産のダウンタイムを最小限に抑えることができます。
  2. 安全性の保証: OT や ICS 環境では、安全が最も優先されます。 フェールセーフパッチの適用は、安全な産業運営に不可欠なシステムの運用インテグリティをリスクにさらすことなくアップデートを可能にします。
  3. 特殊なシステム向けにカスタマイズされたパッチ適用: OTおよび ICS は、多くの場合、特殊なシステム上で動作しているため、パッチ適用要件も特殊です。 フェールセーフパッチの適用は、こういった特殊な要件に合わせて調整することができるため、システムの機能を損なうことなく、正しいパッチを確実に適用できるようになります。
  4. レガシーシステムの保護: OT や ICS 環境の多くには、変化に弱いレガシーシステムが含まれています。 フェールセーフパッチを適用することにより、信頼性の高いバックアップおよびリカバリオプションを用いてこのようなシステムの安定性を維持しながら、必要なアップデートを適用します。
  5. 既存のインフラストラクチャとの安全な統合: フェールセーフパッチは、既存のセキュリティインフラストラクチャに適合できるため、その他のサイバーセキュリティ対策ともシームレスに統合し、重要な産業運営を保護できます。
  6. 規制コンプライアンス: OT および ICS は、最新のセキュリティ対策を要求する厳しい規制基準の対象となることが少なくありません。 フェールセーフパッチの適用により、業界の規制に準拠してシステムにパッチが適用されていることを保証し、コンプライアンスの維持をサポートします。
  7. ターゲットを絞ったパッチの展開: 重要なシステムに選択的にパッチを適用できる能力があるということは、相互接続されたデバイスの稼働を中断することなく、重要な OT および ICS のコンポーネントを更新できるということです。
  8. 可視性およびコントロールの強化: OT および ICS のシステムのパッチ適用ステータスを監視できるため、運営上のインテグリティを維持し、業界特有のサイバーセキュリティ基準を満たすのに大きな力を発揮します。
  
  Acronis Cyber Protect のフェールセーフパッチソリューションは、パッチを展開する前に強固なバックアップと信頼性の高いリカバリパスを提供するため、OT および ICS 環境に求められる高可用性とセキュリティの維持に最適です。

• Acronis Cyber Protect に含まれる 3 種類のパッチ管理とは何ですか？

  Acronis Cyber Protect は、3 種類のパッチを含む、包括的なパッチ管理システムを提供しています:
  1. セキュリティパッチ: このタイプのパッチは、脆弱性に対処するために特別に設計されたアップデートであり、システムのセキュリティを強化します。
  2. バグ修正: ソフトウェアのエラーやバグを解消し、機能性と安定性を向上させるアップデートです。
  3. 機能アップデート: このタイプのパッチは、新機能の導入や既存機能の強化を行い、ユーザーに最新の機能性や改善点を提供します。

• Acronis Cyber Protect は、盗難や紛失したデバイス上の機密データの保護に、どのような対策を提供していますか？

  Acronis Cyber Protect は、盗難や紛失したデバイス上の機密データを保護するために、リモートデータ抹消機能を提供しています。 この機能によって、企業側からデバイス上のすべてのデータをリモートで消去できるため、専有情報や機密情報が悪人の手に渡ることを確実に防止できます。 この機能は、特に、デバイスの盗難や紛失時に、データのプライバシーとセキュリティを維持するえで極めて重要になります。