2012年8月14日
プレスリリース

国立大学法人 宮崎大学、仮想環境における全教育・基幹系システムの簡単、迅速なバックアップを Acronis vmProtect 7 で実現

VMware ESX 4.1 ベースのブレードサーバ 15 台、60 台のゲスト OS 上のデータを確実な保護を実現し、バックアップデータ量を導入前の 1/10 に縮小~

【2012 年 8 月 14 日付プレスリリース】

物理環境、仮想環境、クラウド環境に対応し使いやすさを追求したバックアップと復元のソリューションを提供するリーディングカンパニーであるアクロニス社(本社:米国マサチューセッツ州/日本:東京都港区、代表取締役 村上督、以下:アクロニス)は、宮崎大学(所在:宮崎県宮崎市、学長 菅沼 龍夫 氏)が省電力、かつ効率的なシステムの管理・運用を目的に、仮想化された教育・基幹系サーバ上の全データを保護するため、Acronis vmProtect 7 を導入したことを発表します。

導入背景と課題:仮想化で省電力化・効率性の改善を実現したが、バックアップに課題

1949 年に設立された宮崎大学は、現在学生約 5,600 名を抱え、「世界を視野に地域から始めよう」のスローガンのもと、「生命科学」、「環境科学」および「エネルギー科学」を重点研究領域に位置付けて多様な研究に取り組んでいます。研究、教育などでも年々 IT の活用が進み、大学で扱うデータ量も増大しており、教育・基幹系システムの管理・運用を行う情報基盤センターでも、毎年数台のサーバの増設を繰り返している状態でした。そこで、同大学では、省電力、かつ効率的なシステムの総合的な管理・運用を行うため、教育・基幹系システムのサーバ群を仮想環境に集約しました。仮想基盤として、ブレードサーバ 15 台にそれぞれ VMware 社の VMware ESX 4.1 をインストールし、各々の VMware ESX 上に様々なゲスト OS を 60 台程度配置しました。宮崎大学では、大学の情報資産のバックアップ対策として、製品に付随する標準機能を活用していましたが、次のような課題に直面していました。

  • フルバックアップしか取れず、差分バックアップなどを実行し世代別管理が不可
  • ファイル単位の復元が不可
  • フルバックアップしか取れなかったため、毎回バックアップに 3 テラのディスク容量を使用しており、7 世代を保存した時点でディスクがフルの状態に
  • Windows/Linux が混在した環境への対応

ソリューション:ディスク容量を導入前の 1/10 に縮小

宮崎大学は、上記記載の課題を解決するため、Acronis vmProtect 7 を導入しました。結果、フルバックアップだけではなく増分を取ることも可能となりました。ファイル単位での復元も可能となり、柔軟なバックアップ、復元体制を構築することができました。また、同大学では、Acronis vmProtect 7 導入後、以前と比較してバックアップデータ量を 1/10 に縮小させ、ディスク容量を大幅に削減することができました。

導入評価ポイント

  1. 様々なバックアップ、復元方法に対応:
    フルバックアップだけではなく、増分にも対応。また、復元に関してはファイル単位の復元も可能。
  2. Windows / Linux が混在している環境も対応:
    Windows 系、Linux 系アプリケーションが仮想環境上に混在していても、問題なくバックアップ、復元が可能。
  3. 誰でも簡単に画面操作が可能:
    Web ベースのインターフェイスで、簡単、かつ迅速に、バックアップの設定や復元が可能。IT の専門的なトレーニングも必要なく、誰でも仮想環境にあるデータを保護。
  4. 単純明快なライセンス体系や価格:

    ≪ライセンス体系≫
    Acronis vmProtect 7 は、他社製品にありがちな複雑なライセンス体系とは一線を画した、1 CPU あたりの価格設定を採用。導入における見積、稟議などの内部承認プロセスの簡略化、迅速化を支援。

    ≪価格≫
    Acronis vmProtect 7 の価格設定は、ゲスト OS の数に依存しません。1 CPU 当たりの価格設定(6 万円(税抜))で提供され、他社製品以上のパフォーマンス向上を可能にします。

導入構成イメージ

現在宮崎大学では、生命科学、環境科学、エネルギー科学の分野において、国際的に通用する、特色ある高度な学術研究を宮崎から世界へ発信しています。これを支えるのが、教育・基幹系サーバです。現在それらサーバ群をすべて仮想環境に移行・運用することで、IT の省スペース化、省電力化に成功しました。今後もさらに安定した運用を行いながら、新しい技術は積極的に活用し、効率的に情報資産を保護していく予定です。

■ 宮崎大学の事例資料詳細はこちらからダウンロードできます。


宮崎大学について

1949 年に農学部、学芸学部、工学部の3学部でスタートした国立大学。2003 年 10 月には、宮崎大学と宮崎医科大学が統合し、新生「宮崎大学」が誕生しました。現在では、農学部、工学部、教育文化学部、医学部を有し、約 5,600 名の学生が通っています。



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています詳細はwww.acronis.comをご参照ください。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications