序論と概要
本レポートは世界中の 100 万以上のエンドポイントからのデータに基づきキーとなる 15 カ国についてのグローバルな展望について述べたものです。ここに記載されている統計情報の大半は、Windows オペレーティングシステムに対する脅威を対象としています。WindowsOS の脅威はmacOS や Linux よりも広範に蔓延しているためです。
主要な調査結果:
- 2023 年第4四半期に最もマルウェア攻撃を受けた国は、シンガポール、スペイン、ブラジルでした。
- 2023 年第4四半期にアクロニスがエンドポイントでブロックした URL は約 2,800 万件で、2022 年第4四半期と比較 すると 36% 減少しています。
- 受信されたすべてのメールの 30.6% がスパムで、1.6% にはマルウェアまたはフィッシングリンクが含まれていました。
- 各マルウェアサンプルが消滅するまでの活動期間は、平均で2.1日でした。
- 2023 年第4四半期に公開されたランサムウェアの事例は 1,353 件でした。LockBit、Play、ALPHV が主要なランサムウェアでした。ランサムウェアグループ Toufan は 12 月に非常に活発で 91 人の被害者を出しました。