Acronis Cyber Cloudの新しいリリース周期について

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Acronis Cyber Disaster Recovery

アクロニスはAcronis Cyber Cloudプラットフォームのリリース周期について、大規模なバージョンベースのリリースを廃止して、新たにMSPサービスプラットフォームに対して月1回アップデートを提供する形に切り替えました。Acronis Cyber Protect Cloudの提供が開始された9.0リリース以降、すでに2回の製品アップデートを実施し、この7月リリースは3回目のアップデートとなります。このような迅速なアップデートで需要が大きいサイバープロテクション機能を多く提供することによって、ユーザーが保護された状態を保ちながらリモートワークに適用できるようにしてきました。

アクロニスは今後、頻度を上げてより小規模な製品アップデートを提供していきます。このアプローチによって、アップデート毎の変更箇所は少なくなり、学習と実装が容易になるため、より早く、より簡単に新機能を採用できるようになります。計画と開発のサイクルが短縮化されるため、現在起きている業務環境の変化にアクロニスがすばやく対処して、最も需要が大きい機能やイノベーションをアクロニス製品で毎月提供できるようになります。

Acronis Cyber Exceedプログラムに参加していただくと、誰よりも早くアクロニスのサービスをお試しいただくことができ、その体験をアクロニスの研究開発チームと直接共有していただけます。サービスプロバイダーは、公式リリース前にその製品リリースへ関わることができ、それはアクロニスにとっても、すべてのユーザーにより良いエクスペリエンスを提供するための助力になります。Acronis Cyber Exceedプログラムは、お客様とより強固な関係を維持して、サービスプロバイダーの顧客や収益に貢献するために必要な機能をすぐに提供できるように作られたものです。

Acronis Cyber Cloud – 2020年7月リリース

Acronis Cyber Cloudは、サービスプロバイダー向けのサイバープロテクションサービスを提供するための簡単で効率的、かつ安全なプラットフォームです。2020年7月リリースではその位置付けを強化するような新機能を提供いたします。以下にいくつかの強化機能について紹介します。これらは、お客様のビジネスにとってプラスになるに違いありません。

・#CyberFitスコア: 新規顧客獲得の最善策の1つは、自社がマネージドサービスプロバイダーとしてどこで付加価値を提供できるかを明示することです。今回のリリースでは、アクロニスのセキュリティ評価/スコアリングツールが、見込み顧客の環境で利用できるスタンドアロン型ツールとして提供されるようになりました。このツールは、一般的な脅威に対する課題を調査することでセキュリティギャップを特定した上で、セキュリティ体制を改善して最新の脅威からシステムを保護する方法について詳しい推奨事項を提示します。

・Microsoft Teamsのバックアップと復元: 問題の検索や調査は時間のかかるプロセスです。今後の2週間で段階的に展開されるMicrosoft Teamsのバックアップと復元の機能を利用することで、顧客のTeamsサイト全体とチャネル(メールボックス、ミーティング、チャネルコンテンツを含む)のバックアップと復元が可能になり、さらにチャネルの会話内の全文検索も実行できるようになります。この機能は、コンプライアンスを維持しながら顧客のデータを簡単に保護するために役立ちます。

・URLフィルタリングの機能強化: URLフィルタリングの活用によって、顧客の従業員の生産性管理に貢献できます。Webサイトのタイプ別の高度なカテゴリ分けによって、ユーザーがWebブラウジングの際にアクセスできるカテゴリを選択できるため、ユーザーはより仕事に集中できるようになります。

・ユーザーへのアクセス許可の割り当て: データを保護するための最善策の1つは、データにアクセスできる人とデータを変更する権限のある人を区分化することです。アクロニスは自社プラットフォームに対して同様のアプローチをとっており、今後は読み取り専用ユーザー権限がサポートされるため、お客様の組織内で顧客アカウントをより安全に保護できるようになります。

・パスワード強度ポリシーの機能強化: 脆弱なパスワードや流出したパスワードがあると、サイバー犯罪者がアカウントに容易にアクセスできるようになります。Acronis Cyber Cloudプラットフォームには、流出の多い不適切なパスワードのデータベースを照らし合わせてユーザーのパスワードをチェックするパスワード事前対策機能が追加されました。この機能により、ユーザーや企業の名前が入っているパスワードはブロックされ、また、パスワード強度メーターによって、より確実なセキュリティ対策が促進されます。

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これらの新機能すべてが、サービスプロバイダーが新たなビジネスチャンスを見出し、顧客のセキュリティ体制を強化するために役立つと考えています。アクロニスは、画期的なバックアップ、ランサムウェア対策、ディザスタリカバリ、ストレージ、エンタープライズのファイル同期/共有ソリューションを通じて、サイバープロテクションの標準を確立しようと努めています。このアップデートやAcronis Cyber Cloud 9.0リリース以降に追加されたその他の機能の詳細については、こちらのリンク(英語)を参照してください。

アクロニスについて

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。

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