データを守る3-2-1のルール -Nat MapleのQ&Aー

家や車など大きな買い物をするとき、多くの人は保険を掛けています。洪水や火事、事故は財を失う、または一気に家計を傾ける要因になるからです。ところが多くの人は個人のデータとなると途端に「失う」ということのリスクについて考えなくなってしまいます。

最近の調査では多くの人が写真や音楽、アドレス帳などのデジタルデータ対し圧倒的な価値を持っていると結果が出ています。しかしながら、セキュリティやバックアップは難しい、もしくは高額なのではないかという誤った認識が横行しているため、このデジタルデータを保護しようとする人は非常に少ないのが現状です。今回は、アクロニス社のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのNat Mapleが人がどれだけデジタルデータに価値を持っているか、データ保護に関して多くの人が直面しているリスクと3-2-1のバックアップルールという絶対確実なデータの保険についてお話しします。車やモノの損傷は買い換えられますが、デジタルデータは保護しなければ永遠に失われてしまうのです。

多くの人は個人の写真や音楽、個人データを大切に思っていますが、保護する努力をしているのは少数です。この矛盾はどのように説明できますか? 

Nat Maple: 私たちの直近の調査によると、皆ただ個人データのバックアップを取らないのではありません。私は2つの根本的な理由があると考えています。

1つ目は多くの人はデータをバックアップするという概念を理解していない、もしくは複雑すぎる、難しすぎると考えています。大事なデータをハードドライブやUSBドライブにコピーしますが、PCをまるごとバックアップすることはありません。手動によるファイルコピーは設定・運用面まで信頼できるバックアップではありません。

2つ目はまさか自分に悪いことが起こるなんて想像もしていないという点です。

 

積極的にデータを保護するための簡単な方法はありますか?

物理的なハードドライブは壊れるということを念頭に置いておくことが大事です。最終的に100%のハードドライブは壊れます。これはデータをリスクにさらしているということになります。

今日のテクノロジーでは自動的にバックアップを取ることは非常にシンプルになっています。例えば外付けハードディスクにバックアップを取るのは最初のステップとしてシンプルでいいでしょう。しかしクラウドにもバックアップすれば全く同じデータを家の外に保管することで、二重にデータを保護することができ、自然災害や盗難、ハードドライブの故障など、何か起きた際も安心です。火災や洪水の際にはPCの横に置いてある外付けハードドライブへのバックアップは残念ながら意味がありません。

 

クラウドバックアップは技術的な知識が少ない人にも簡単で安価にできますか?

はい。できます。3-2-1のバックアップルールを覚えておくといいでしょう。大事なデータのコピーは3つとります。2つの違うフォーマットとり、で1つは家の外にとりましょう。最初のステップはまず外付けハードディスクにとりましょう。1万円以下で購入できます。違ったフォーマットを使う2つ目のステップは自動的にすべてのデータをクラウドにバックアップしてくれるクラウドバックアップソフトウェアでしょう。すべて自動で行われますので、ユーザは何もする必要がありません。3つ目のステップは安全な外部にバックアップのコピーを保管することです。これもクラウドがいいでしょう。

代替案としてもう少し複雑な3-2-1のルールをご紹介すると1つ目を外付けハードディスクにとり、2つ目はクラウドに、3つ目は遠隔地に住む家族の家に保管するなどもいいでしょう。

 

デジタルデータを簡単に保護する方法はほかにありますか?

3-2-1ルールの先にある少し上級者向けバックアップ方法もあります。1つは個別のファイルやフォルダをコピーするのではなく、パソコンのシステムすべてのコピーをとるイメージバックアップです。イメージバックアップソフトウェアはシステムのイメージをズバリそのまま自動で作成し、データディザスタの際やOSの再インストールやユーザ設定の再構築を伴う引っ越し等を素早く簡単に行うことができます。

 

プロの写真家などデータを扱って生計を立てている方たちにとってはスピードが重要です。毎時間が大切なのです。イメージバックアップは新しいシステムの再構築の複雑さを排除しかかる時間短縮、すべてがきちんと動くように保証するものです。