World Backup Day特集: 【第1回】過去25年間で個人データの量はなんと100万倍に!

コンピュータの進化に伴い、PCやMacに保存されているデータ量は急増しました。90年代初頭に発売されたコンピュータは30MBのドライブがついていた程度でしたが、多くのユーザーが「そんな大容量ストレージ、全部は使わないだろう」と思っていたことでしょう。ところが数十年後の今、1テラバイトのドライブでも容量が足りないと感じています。当時と比べてデータ量は100万倍にも膨れ上がっているのです!

 

PCストレージの歴史

IBMが初めてハードディスクドライブ(HDD)を発表したのは1956年のことですが、80年代前半に最初のPCを発表した時のHDDは随分と大型で高額でした。そのためIBMやその他メーカーは初期PCには外付けフロッピーディスクドライブ(FDドライブ)をつけて販売していました。実際にIBMの最初のPCにはFDドライブが2台付いており、ユーザーはOSやアプリケーションをディスケットからロードし、データはもうひとつのディスケットに保存していました。

FDがどんなに大きくて壊れやすかったか、どれだけPCのパフォーマンスを低下させたか覚えている方もいらっしゃるでしょう。このためメーカーは大量のデータを保存できる、もっと管理しやすく小さなハードディスクの開発を急ぎました。そして登場したのが5.25インチのHDDです。これはすぐにデスクトップPC用HDDの業界標準となり、追ってデスクトップ用の3.5インチHDD、ノートPC用の2.5インチHDDの登場と続きました。やがてメーカーはCD-ROMやDVD、Blu-rayやフラッシュメモリなど新しいストレージメディアを次々と開発していきました。

 

PCが進化しHDDの技術が向上するに従い、ストレージの価格は下落しました。ディスクスペース単価は過去30年間、14ヶ月毎に50%下落しています。現在のデータ容量を保存しようとすると、昔だったら恐ろしい程の大金を支払うことになっていたでしょう。

  • 1956年:3.75MB HDD 34,500米ドル(約370万円)
  • 1980年:5MB HDD 1,595米ドル(約17万円)
  • 2014年:3TB HDD 105米ドル(約11,000円)

 

どうしてデータは大容量化したのか?

IBMが最初のPCを発表したとき、一般の人はなぜホームコンピュータが必要なのか理解できませんでした。家計簿をエクセルでつけたり、手紙をワードで作成したりはできますが、PCを使うといってもその程度の活用でしかありませんでした。

やがてコンピュータが高速化し多くのメモリが搭載されると、ゲーム市場が一気に拡大しました。その後、スピードやメモリの向上によりグラフィックアートの作成にコンピュータを使用するようになり、やがてインターネットが登場しました。さらにサーチエンジン、文書スキャナ、ガジェット、eCommerce、ソーシャルメディアと次々に進化を遂げていきました。

そして初代PCの登場から30年後の今日、メール、文書作成、スプレッドシート、写真、動画、音楽など、ほぼすべてのことにコンピュータを使用しています。店のレシートや請求書等、紙ベースのものをすべてデータ化するユーザーも出てきました。これではテラバイトのストレージがあっても足りません。

 

どうしてデータの保護が大切なのでしょうか

家族の写真を無くしてしまった経験はありますか?経験がある方でしたら、写真がもう二度と戻らないという、あのなんとも言えない後悔と不安を覚えていることでしょう。事実、写真が一番大切なデジタル資産であると多くの人が考えています。おそらくPCやMacに保存されているデータの多くは家族や友人たちとの思い出の写真や動画でしょう。その他にも個人情報やメール、音楽、家計簿など大切なデータを保存していると思います。こうしてみるとPCやMacの中のデータは生活に密接した非常に大切なものだと言えるでしょう。

ここで質問です:なぜデータをバックアップしないのでしょう?

皆さんが考えている以上にデータ喪失は頻繁に起こりえます。もはや、皆さんがデータを喪失するかしないかが問題なのではなく、さまざまな内的外的要因によっていつそれが起こるかが問題なのです。