2013年6月28日
プレスリリース

スイスのバーゼルシュタット地方政府、政府機関におけるセキュアな BYOD をアクロニスの mobilEcho で実現

~モバイルファイル管理を強化し、セキュリティ違反の防止とファイルバージョンの管理を徹底~

【2013 年 6 月 28 日付プレスリリース】

物理環境、仮想環境、クラウド環境に対応し使いやすさを追求したバックアップと復元のソリューションを提供するリーディングカンパニーであるアクロニス社(本社:米国マサチューセッツ州/日本:東京都港区、代表取締役 村上 督、以下:アクロニス)は、スイスのバーゼルシュタット地方政府(所在地:スイス、バーゼルシュタット)が、職員のセキュアなファイルアクセス・管理、また BYOD を実現するため、アクロニスの mobilEcho を導入したことを発表します。

<導入背景と課題:BYOD の浸透により、職員の勝手なファイルへのアクセスやずさんなファイル世代管理が浮きぼりに>

スイスのバーゼルシュタット地方は、フランス、ドイツとの国境に面する地域を持ち、3 つの国の国境が混じり合うライン川上流の中心地方です。近郊にはライン川の港が 4 つあり、スイスの化学・製薬産業の中心都市、バーゼルがあり、世界的に有名な製薬企業の本社、工場などが配置されています。紀元前から存在する都市バーゼルを中心に、同地域では、IT 化が進み、BYOD が地方政府まで浸透していました。

同地方政府では、以下のような状況に直面していました:

  • 未許可の個人デバイスからのファイルサーバへのアクセス:個人所有のモバイルデバイスを職場に持ち込み、組織内のファイルにアクセスをしていた。
  • 未許可外部クラウドへのファイル保存:Dropbox など、外部のクラウドストレージにファイルを保存していた。
  • ファイルのバージョン管理の欠如:個人のデバイスに社内のファイルを転送し、職員それぞれがファイルに変更を加えていたため、最新バージョンの特定が困難に。

同政府が許可していないデバイスを使って、職員が組織内のファイルにアクセスし、それを外部のクラウドストレージに保存しることが横行していたため、IT 管理者は政府の情報資産がどのように管理されているか全く分からない状態でした。また、当該ファイルに対して複数の職員がそれぞれの修正・変更を反映していたため、同 IT 管理者は、どれが最新のファイルであるか特定することができませんでした。結果、会議では、複数のバージョンのファイルが配布されるなどの問題が発生していました。

<ソリューション:既存のインフラに mobilEcho を統合。セキュアなファイルへのアクセス・管理、バージョン管理に加え、紙の節約やセキュアな在宅勤務環境の提供に成功>

バーゼルシュタット地方政府のデスクトップ/モバイルリーダー担当者は、様々な製品を調査しましたが、多くの製品が組織の既存のインフラへの統合に対応していなかったため、頭を悩ませていました。しかし、同担当者は、Fortune500 企業である大手製薬会社の本社を訪問した際に、mobilEcho が使用されていたことを思い出し、mobilEcho のテストを開始しました。ソフトウェアのインストールにかかった時間は、わずか 30 分、既存のインフラへの統合は数日で完了しました。

同担当者は、仮想プライベートネットワーク(VPN)を通してソフトウェアを実行したため、ファイアウォールを構成する必要もなく、スムーズに短時間で実装することができました。

mobilEcho の導入は、以下のような改善点をもたらしました:

  • 個人のデバイスからのファイルへのアクセスを IT 担当者が管理できる。
  • 既存のサーバにオンプレミスでアクセスすることができ、クラウドストレージにわざわざファイルを置いて作業する必要がなくなった。
  • ファイルサーバにアクセスできるため、常に最新バージョンのファイルがある。

このような改善点に加え、同地方政府では、印刷する紙量の削減、費用や資源の節約など付加的な恩恵を受けることとなりました。また、政府レベルでのモバイルファイルマネジメントの成功により、オフィスで働くものだけでなく、造園師や道路で作業を行う作業員、一般企業からの問い合わせも増えています。さらに今後は、同組織では、iPhone やアンドロイドベースのモバイルデバイスでの使用も検討しています。

<評価ポイント>

  1. 簡単設定、インストール
    わずか 30 分でソフトウェアのインストールが完了。また、既存のインフラへの統合はたった数日で行うことができました。
  2. 既存のインフラとの連携、クラウド非依存のファイルマネジメント
    ユーザーはアプリケーションを起動して、そのまますぐにファイルにアクセスできます。また、オンプレミス環境で使うソリューションのため、企業の情報資産を IT 部署が常に管理できるようになりました。
  3. バージョン管理
    オンプレミスでアクセスできるため、常に最新ファイルがサーバ上にアップされるようになりました。
  4. 紙の削減、業務の効率化、迅速なコミュニケーションを実現
    ペーパーレス会議を実現。費用と資源の削減に成功しました。

■ スイスのバーゼルシュタット地方政府の事例資料詳細はこちらからダウンロードできます。

スイス、バーゼルシュタット地方政府について

バーゼルシュタット準州は、一部、ドイツ、フランスとの国境があり、3 つの国の国境が混じり合うライン川上流の中心地方です。近郊にはライン川の港が4つあり、スイスの化学・製薬産業の中心地です。世界的に有名な製薬企業の工場なども有し、歴史的にも紀元前から存在する都市と言われています



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界中に45の拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications