2019年9月26日
プレスリリース

ヤッホーブルーイングがAcronis Backup Cloudを導入し、基幹系システムをフルバックアップ

サイバープロテクションとハイブリッドクラウドソリューションのグローバルリーダーであるアクロニス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:嘉規邦伸、以下:アクロニス)は、アクロニスのクラウドプロバイダーである使えるねっと株式会社(本社:長野県長野市、代表取締役:ジェイソン フリッシュ、以下:使えるねっと)を通じて、クラフトビールメーカーの株式会社ヤッホーブルーイング(本社:長野県北佐久郡軽井沢町、代表取締役:井手直行、以下:ヤッホーブルーイング)にAcronis Backup Cloudが導入されたことを本日発表します。

ヤッホーブルーイングは1997年に創業された長野県軽井沢町に本社、佐久市に醸造所を置くクラフトビールメーカーです。クラフトビールとは、1994年の酒税法改正以降に設立された小規模な醸造所が作るビールのことで、これまでにない多様性と個性的な味わい、ブランドを備えています。ヤッホーブルーイングは全国に400社近くあるクラフトビールメーカーの中で高いシェアを占め、「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションに、新たなビール文化を創出することにより、ビールファンに幸せを届けようと事業を展開しています。「よなよなエール」や「水曜日のネコ」などのクラフトビールは、公式通販サイト「よなよなの里」や全国のコンビニ・スーパーで販売している他、都内8店舗の公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」で提供しています。

ヤッホーブルーイングでは受注・出荷・在庫管理と酒税の帳票作成を行う基幹系システムとして、サーバー1台、クライアントPC25台ほどからなるクライアントサーバーシステムを2014年から運用しています。ところが、2年ほど前、BCP対策の観点からデータセンターにサーバーを移設し、ネットワーク越しにNASへバックアップを取るようになって以降、バックアップの失敗が頻発するようになったのです。バックアップがきちんと取れているのか確信が持てず、仮にバックアップが取れていても、万が一の時にシステムを復元できるのか分からないという不安や、担当者一人しかバックアップの仕組みを知らないという問題がありました。ヤッホーブルーイングではそこで、分かりやすく、簡易な形でシステムが復元できるようにすると共に、BCP対策も意識しつつ、クラウドにバックアップを取ることができるようにしたいと考えるようになりました。

バックアップソリューションの導入にあたりヤッホーブルーイングが重視したのは、復元できるかどうかを定期的に試すことが可能なソリューションであること、バックアップ容量を柔軟かつ容易に変更、拡大できること、コストとバックアップ機能とのバランスでした。

複数製品を比較検討し、トライアルで使用した結果、使用が簡単でコスト面でもリーズナブルであることから、Acronis Backup Cloudを導入することに決定しました。Acronis Backup Cloudであればバックアップ製品に関する知識がなくても、マニュアルさえ用意しておけば、容易に復元できると考えたのです。システム管制塔(情報システムユニット) ユニットディレクター 木村 壮氏は次のように述べています。「いろいろ試しましたが、Acronisの画面は非常に分かりやすく、これであればシステムユニットの社員は誰でも簡単に操作でき、システムを復元できると思いました」

加えて、ランサムウェア対策機能があることも大きなポイントでした。基幹系システムはクライアントサーバーシステムなので、クライアント端末にはインターネットと接続する機能が残っています。万が一、クライアント端末が感染すると、基幹系システムにも波及する危険性があります。Acronis Backup Cloudなら、ランサムウェアを検知・遮断してファイルを即時復旧、さらには必要であれば攻撃を受ける前の時点のイメージバックアップを復元することで、ランサムウェアの影響がない状態に復旧できる点も評価されました。

ヤッホーブルーイングでは、2019年1月からAcronis Backup Cloudの正式な利用を開始しました。最初のフルバックアップは、12時間の想定に対し、2時間ほどで完了して、非常にスムーズでした。その後、毎日、増分バックアップを取っているものの、数分もかからないうちに終わります。また、毎日のバックアップ完了をメーリングリストに通知するよう設定しているので、情報システムユニットメンバーのバックアップに関する意識が大きく高まりました。さらに、レポーティング機能が充実しているため、レポート作成もたやすくできるようになりました。

ヤッホーブルーイングでは、春から秋にかけてビール出荷が集中するため、事業の繁忙期になります。システム改修などを行うことができないこの期間に、システムの復元を試して、バックアップが正常に取れているかどうかを確認する予定です。また、Acronis Backup CloudのG Suiteバックアップ機能の利用も検討していく考えです。その上で、将来的には基幹系システムのクラウド化を構想しており、ディザスタリカバリを含めた包括的なデータ保護への取り組みを進めていきます。

使えるねっとについて

使えるねっとは、幅広いジャンルの企業向けクラウドサービスを提供する「クラウドソリューションの総合商社」。事業開始以来20年に渡り、使いやすく高品質なクラウド製品をOEM(ホワイトラベル)/リセラー向けにリーズナブルな価格で提供しています。

100社以上のパートナー企業とのネットワークに加えて、長野市で自社運営を行うデータセンターと、長年の運用実績によって培ってきた独自のノウハウを活かし、レンタルサーバー、VPS、専用サーバー、クラウドバックアップなど幅広いニーズに対応可能な商品およびサービスの提供を行っています。

URL:http://www.tsukaeru.net/

ヤッホーブルーイングについて
「ビールに味を!人生に幸せを!」というミッションのもと、日本のビール文化にバラエティを提供し、お客様にささやかな幸せをお届けするという想いで、品質にこだわった個性的で味わい豊かなクラフトビールを製造しています。

URL:https://yohobrewing.com/



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています詳細はwww.acronis.comをご参照ください。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications