2020年10月23日
プレスリリース

アクロニス、ローカルのサイバー・データセンターの導入やAcronis Cyber Infrastructureの強化を実施してパートナー向けの地域サポートを拡大

新たなマイクロデータセンターの開設、ソフトウェア定義インフラストラクチャーの強化によって、クラウドの可用性と包括的なサイバープロテクションを、世界中のパートナーとお客様に提供します

※本リリースは2020年10月20日にスイスのシャフハウゼンで発表されたプレスリリースの抄訳です。

サイバープロテクションのグローバルリーダーであるアクロニスは、本日、カナダ、ニュージーランド、ブータンに、最新鋭の設備を備えたデータセンターを開設し、クラウドデータセンターのグローバルネットワークを拡大する計画を発表しました。この発表はAcronis Global Cyber Summit 2020で行われたもので、この拡大によって、すべてのアクロニスのサイバープロテクションソリューションが、世界各地のパートナーや組織によって利用できるようになります。アクロニスの調査*で、企業の3分の2の従業員がリモートで働き、クラウドベースのサービスを利用していると想定される現在、この計画は非常に重要な意味を持ちます。
*2020年6月から7月に実施した「アクロニスによるサイバーレディネスレポート)」の調査結果による

本日の発表では、アクロニスのグローバルネットワークにさらに100のマイクロデータセンターを追加する計画も明らかになりました。このグローバルネットワークには、米国、英国、スイス、フランス、ドイツ、日本、シンガポールで既に開設されている完全なデータセンター設備が含まれています。今月上旬には、カナダのバンクーバーに新たなデータセンターを開設したことも発表されました。

アクロニスの創設者兼CEOであるセルゲイ"SB"ベロウゾフ(Serg Bell)は、次のように述べています。「エッジコンピューティングが世界的に増えていますが、これはつまり、以前にも増して、企業ネットワークから離れたところで、多くのデータが作成、利用されるようになったことを意味します。マイクロデータセンターを利用すれば、特に新興市場において、エッジコンピューティングを効率的に導入することができます。今回の拡大計画はアクロニスのグローバルおよびローカル戦略の一環で、これによって、世界中のパートナーが求めている、ローカルでコスト効率と帯域幅効率に優れ、低レイテンシーのクラウドサービスを提供できるようになります。これは、今日のデジタル社会において、パートナーやユーザーが必要とするクラウドベースのサービスやサイバープロテクションを提供する、という弊社の取り組みを表しています。

ガートナー社の予測によると、クラウドの管理とセキュリティサービスの世界市場は、2022年までに25 %を超える成長を続けるとみられています。また、テクナビオ社の見通しでは、世界のエッジデータセンター市場は、2024年までに、およそ14 %という年平均成長率で発展するとされています。本日発表された新たなクラウドデータセンターは、アクロニスを、いずれの領域においても、有利な立場にするものです。

IDCのリサーチディレクターであるフィル・グッドウィン(Phil Goodwin) 氏は次のように述べています。「本番のデータや制御に対するクラウドベースのアクセスへの依存度は、この何年かで高まってきていますが、新型コロナウイルスの世界的流行によって、世界各地の組織の間で導入が急速に進みました。とりわけ新興市場において、より大規模なクラウドデータセンター・ネットワークを開発することは、アクロニスにとって、効果的で信頼性の高いクラウドベースのプラットフォームやソリューションを積極的に検討しているパートナーや顧客を新たに開拓するチャンスとなります」

クラウドベースのサイバープロテクションの拡張
今回の拡大計画によって、Acronis Cyber Cloudプラットフォームを通して提供されるアクロニスのサイバープロテクションソリューションをより広く提供することが可能になります。Acronis Cyber Cloudプラットフォームは、バックアップ、ディザスタリカバリ、マルウェア対策、セキュアなワークスペースコラボレーション、ブロックチェーンベースのデータ認証サービスのすべてをサービスプロバイダーが1つの画面で提供できるようにするプラットフォームです。

Robson Communications 社のプレジデント兼CEOであるマーティン・ブロート(Martin Brought)氏 は次のように述べています。「世界中の組織が、これまでにない方法でデータを利用しています。したがって、効果的で手頃な価格のソリューションを導入する上で、彼らには、我々のようなITプロバイダーが必要なのです。アクロニスは、サービスプロバイダーがサービスのポートフォリオを構築し、クライアントを保護するために必要なものを理解しています。これは、提供しているソリューションの観点からだけでなく、ソリューションの価格設定と提供方法の観点からもです。今回のデータセンターネットワークの拡大により、世界中のより多くのサービスプロバイダーがクライアントの生産性と保護を維持できるようになります」

この新しいデータセンターを介してサービスプロバイダーが利用できるソリューションの1つが、Acronis Cyber Protect Cloudです。バックアップ、ディザスタリカバリ、次世代のマルウェア対策、サイバーセキュリティ、そしてエンドポイント管理ツールが統合された、アクロニス独自のサービスで、先日、Frost & Sullivanの「サイバープロテクションにおける5つのベクトルに対応できるよう設計されています。

場所や規模を問わず、アクロニスのデータセンターはすべて、デジタルおよび物理のセキュリティについて、非常に高い基準を満たしており、冗長電源を備えています。また、環境制御によって、定常的に99.9 %の月間可用性も維持しています。

サーバスプロバイダーの方で、アクロニスデータセンターのグローバルネットワークや、Acronis Cyber Cloudからご利用いただけるサイバープロテクションソリューションの全ラインナップについて、さらに詳しく知りたい場合は、アクロニス パートナープログラム担当にお問い合わせください。



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています詳細はwww.acronis.comをご参照ください。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications