管理用テンプレートのこのセクションでは、次の Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントの接続パラメータとイベント トレース パラメータを指定します。
接続パラメータ
リモート エージェントのポート
コンポーネントが他の Acronis コンポーネントとの送受信を行うために使用するポートを指定します。
次のいずれかを選択します。
未設定
コンポーネントは、デフォルトの TCP ポート番号の 9876 を使用します。
有効
コンポーネントは、指定したポートを使用します。ポート番号を [サーバーの TCP ポート] に入力します。
無効
[未設定] と同じです。
クライアント暗号化オプション
コンポーネントがクライアント アプリケーションとして動作する場合に転送されるデータを暗号化するかどうか、および自己署名 SSL 証明書を信頼するかどうかを指定します。
次のいずれかを選択します。
未設定
コンポーネントはデフォルトの設定を使用します。この設定では、可能な場合に暗号化を使用し、自己署名 SSL 証明書を信頼します(次のオプションをご参照ください)。
有効
暗号化が有効になります。[暗号化] で、次のいずれかを選択します。
有効
データ転送では、サーバー アプリケーションで暗号化が有効になっている場合は暗号化され、無効になっている場合は暗号化されません。
無効
暗号化は無効になり、暗号化を必要とするサーバー アプリケーションとの接続は確立されません。
必須
データ転送は、サーバー アプリケーションで暗号化が有効になっている場合のみ実行され(「サーバー暗号化オプション」をご参照ください)、暗号化されます。
認証パラメータ
[自己署名証明書を信頼する] チェックボックスをオンにすると、クライアントは Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントのインストール中に作成される証明書などの自己署名 SSL 証明書を使用するサーバー アプリケーションに接続できます(「SSL 証明書」をご参照ください)。
このチェックボックスは、環境に公開鍵基盤(PKI)がある場合を除き、オンにしておく必要があります。
[エージェント証明書による認証を使用する] で、次のいずれかを選択します。
使用しない
SSL 証明書の使用は無効になります。SSL 証明書の使用を必要とするサーバー アプリケーションとの接続が確立されません。
可能な場合に使用
SSL 証明書の使用は有効です。クライアントは、サーバー アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合はその証明書を使用し、無効になっている場合は使用しません。
常に使用
SSL 証明書の使用は有効です。接続は、サーバー アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合のみ確立されます。
無効
[未設定] と同じです。
サーバー暗号化オプション
コンポーネントがサーバー アプリケーションとして動作する場合に、転送されるデータを暗号化するかどうかを指定します。
次のいずれかを選択します。
未設定
コンポーネントは、可能な場合は暗号化を使用するデフォルトの設定を使用します(次のオプションをご参照ください)。
有効
暗号化が有効になります。[暗号化] で、次のいずれかを選択します。
有効
データ転送では、クライアント アプリケーションで暗号化が有効になっている場合は暗号化され、無効になっている場合は暗号化されません。
無効
暗号化は無効になり、暗号化を必要とするクライアント アプリケーションとの接続は確立されません。
必須
データ転送は、クライアント アプリケーションで暗号化が有効になっている場合のみ実行され(「クライアント暗号化オプション」をご参照ください)、暗号化されます。
認証パラメータ
[エージェント証明書による認証を使用する] で、次のいずれかを選択します。
使用しない
SSL 証明書の使用は無効になります。SSL 証明書の使用を必要とするクライアント アプリケーションとの接続が確立されません。
可能な場合に使用
SSL 証明書の使用は有効です。サーバーは、クライアント アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合はその証明書を使用し、無効になっている場合は使用しません。
常に使用
SSL 証明書の使用は有効です。接続は、クライアント アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合のみ確立されます。
無効
[未設定] と同じです。
イベント トレースのパラメータ
Windows では、Acronis Backup & Recovery 10 で発生したイベントをイベント ログまたはファイル、あるいはその両方に記録することができます。
各イベントは、次の表に示すように、イベントの重要度に基づいて 0~5 までのレベルに分けられます。
レベル |
名前 |
説明 |
0 |
不明 |
重大度のレベルが不明または不適切なイベント |
1 |
デバッグ |
デバッグの用途で使用するイベント |
2 |
情報 |
処理の正常終了またはサービスの開始などに関する情報提供を目的としたイベント |
3 |
警告 |
格納域の空き領域の不足など、差し迫った問題に関するイベント |
4 |
エラー |
データまたは機能の消失を発生させたイベント |
5 |
重大 |
エージェントの処理など、処理を停止させたイベント |
イベント トレースのパラメータは、管理用テンプレートの次の設定で指定します。
ファイル トレースの最小レベル
説明: ファイルに記録するイベントの重大度の最小レベルを指定します。レベルが [ファイル トレースの最小レベル] の値以上のイベントのみが記録されます。
設定可能な値: [Unknown]から[Critical]の任意の重大度レベル、またはイベントを記録しない場合は[Blocked]
デフォルト値: 2(重大度レベルが 2~5 のイベントが記録されます)
ログ ファイルは、%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Acronis フォルダの特定のコンポーネントの Logs サブフォルダ内にあります。
Win32 トレースの最小レベル
説明: システム イベント ログに記録するイベントの重大度の最小レベルを指定します。レベルが [Win32 トレースの最小レベル] の値以上のイベントのみが記録されます。
設定可能な値: [Unknown]から[Critical]の任意の重大度レベル、またはイベントを記録しない場合は[Blocked]
デフォルト値: 4(エラーおよび重大なエラーに関するイベントが記録されます)
カスタマ エクスペリエンス プログラム
Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントがインストールされているコンピュータをカスタマ エクスペリエンス プログラムに参加するかどうかを指定します。
次のいずれかを選択します。
未設定
デフォルトでは、コンピュータはカスタマ エクスペリエンス プログラムに参加しません。
有効
[Acronis へのレポートの送信を有効にする] で、次のいずれかを選択します。
有効にする
ハードウェア構成、使用頻度の最も高い機能と最も低い機能、および問題に関する情報が自動的にコンピュータから収集されて、定期的に Acronis に送信されます。最終的に、Acronis ユーザーのニーズをより的確に満たすことができるように、ソフトウェアの改善および機能向上に役立てられます。Acronis は、個人データを収集しません。参加条件については、アクロニスの Web サイトを参照してください。
無効にする
情報は送信されません。
無効
[未設定] と同じです。