ストレージ ノードでのユーザー権限

Acronis Backup & Recovery 10 ストレージ ノードでのユーザーの権限範囲は、ストレージ ノードがインストールされたコンピュータでのユーザーの権限によって異なります。

ストレージ ノードの Users グループのメンバなど、通常のユーザーは次の操作を実行できます。

ストレージ ノードの Administrators グループのメンバであるユーザーは、さらに次の操作を実行できます。

これらの追加権限を持つユーザーは、ストレージ ノード管理者とも呼ばれます。

ユーザー アカウントに関する推奨事項

ストレージ ノードで管理される集中管理用格納域にユーザーがアクセスできるようにするには、ネットワークからストレージ ノードにアクセスする権限をこれらのユーザーに与える必要があります。

すべてのユーザーは、通常、Domain Users グループのメンバであり、ストレージ ノードにアクセスできます。ユーザーのコンピュータと、ストレージ ノードのあるコンピュータの両方が、1 つの Active Directory ドメイン内にある場合、通常はこれ以上の手順を行う必要はありません。

そうでない場合、ストレージ ノードがインストールされているコンピュータにユーザー アカウントを作成する必要があります。ユーザーが所有するアーカイブだけにアクセスできるように、ストレージ ノードにアクセスするユーザーごとに個別のユーザー アカウントを作成することをお勧めします。

アカウントを作成するときには、次のガイドラインに従ってください。

コンピュータ管理者の追加権限

あるコンピュータの Administrators グループのメンバであるユーザーは、ストレージ ノードでのアカウントの種類とは無関係に、管理対象の格納域内にそのコンピュータから作成されたすべてのアーカイブを表示および管理できます。

コンピュータ上の UserA と UserB という 2 人のユーザーが、このコンピュータからストレージ ノードで管理される集中管理用格納域へのバックアップを実行するとします。ストレージ ノードで、これらのユーザーにそれぞれ UserA_SN と UserB_SN という通常(非管理者)のアカウントを与えます。

通常、UserA は、UserA が作成した(および UserA_SN が所有する)アーカイブだけにアクセスでき、UserB は、UserB が作成した(および UserB_SN が所有する)アーカイブだけにアクセスできます。

ただし、UserA がそのコンピュータの Administrators グループのメンバである場合、UserA のストレージ ノードでのアカウントが通常のものだったとしても、このユーザーはさらに UserB が作成したアーカイブにそのコンピュータからアクセスできます。