タスクの状態は、[アイドル]、[待機中]、[実行中]、[停止中]、[ユーザーによる操作が必要]のいずれかになります。タスクの初期状態は[アイドル]です。
タスクを手動で開始するか、スケジュールで指定されたイベントが発生すると、タスクの状態は[実行中]または[待機中]になります。
[実行中]
スケジュールで指定されたイベントが発生し、バックアップ計画で設定されたすべての条件が満たされ、必要なリソースをロックする他のタスクが実行されていない場合は、タスクの状態は[実行中]に変化します。この状況では、タスクの実行を妨げるものは何もありません。
[待機中]
タスクを開始しようとしたが、同じリソースを使用する別のタスクが既に実行中の場合は、タスクの状態は[待機中]に変化します。特に、複数のバックアップ タスクまたは復元タスクを 1 台のコンピュータ上で同時に実行することはできません。1 つのバックアップ タスクと 1 つの復元タスクを同時に実行することもできません。他のタスクによってリソースのロックが解除されると、待機中のタスクの状態は[実行中]になります。
スケジュールで指定されたイベントが発生したが、バックアップ計画で設定された条件が満たされない場合も、タスクの状態が[待機中]に変化することがあります。詳細については、「タスクの開始条件」をご参照ください。
[ユーザーによる操作が必要]
実行中のタスクにより、メディアの交換、読み取りエラーの無視などでユーザーによる操作が必要になると、タスクの状態が[ユーザーによる操作が必要]に変化することがあります。タスクの次の状態は、[停止中](ユーザーがタスクの停止を選択した場合)、または[実行中](無視、再試行、または再起動など、タスクの状態を[実行中]に移行する別の操作を選択した場合)になります。
[停止中]
ユーザーは、実行中のタスク、またはユーザーによる操作が必要なタスクの実行を停止することができます。タスクの状態は[停止中]に変化し、その後[アイドル]に変化します。待機中のタスクも停止することができます。この状況では、タスクは実行中ではないため、停止するとキューから削除されます。