以下のオプションは、バックアップ先がテープ デバイスである場合に有効です。
コンピュータごとに個別のテープ セットを使用する
デフォルトの設定は、[無効] です。
1 つのプール内の複数のテープを、テープ セットと呼ばれるグループにまとめることができます。
このオプションを無効のままにすると、複数のコンピュータからのデータが、同じプールに所属するすべてのテープにバックアップされます。このオプションを有効にすると、各コンピュータのバックアップが、個別のテープ セットに保存されます。
このオプションは、ストレージ ノードに対するバックアップに適用されます。
テープに保存されたディスクのバックアップからのファイルの復元を有効にする
デフォルトの設定は、[無効] です。
このチェック ボックスをオンにすると、それぞれのバックアップで、テープ デバイスが接続されているコンピュータのハード ディスクにソフトウェアが補助ファイルを作成します。これらの補助ファイルがそのままの状態を保持していれば、ディスク バックアップからファイルを復元できます。それぞれのバックアップが保存されているテープが消去、削除、または上書きされると、これらのファイルは自動的に削除されます。
補助ファイルの場所は、次のとおりです。
これらの補助ファイルで占有される領域は、それぞれのバックアップのファイル数によって異なります。約 20,000 ファイルを含むディスクの完全バックアップの場合(通常のワークステーション ディスクのバックアップ)、補助ファイルは約 150 MB を占有します。250,000 ファイルを含むサーバーの完全バックアップでは、約 700 MB の補助ファイルが生成されます。個別のファイルを復元する必要がない場合は、このチェック ボックスをオフにしたままにしてディスク領域を節約できます。
シングルパス ディスクおよびアプリケーション バックアップを設定すると、[テープに保存されたディスクのバックアップからのファイルの復元を有効にする] チェック ボックスが自動的にオンになります。バックアップ先を変更した場合、またはシングルパス バックアップを無効化した場合のみ、このチェック ボックスをオフにできます。
バックアップ中に補助ファイルが作成されなかった、または削除された場合でも、そのバックアップを格納したテープを 再スキャンすると補助ファイルを作成できます。これは、Acronis Backup & Recovery 11 Update 0(ビルド 17318)以前で作成されたバックアップには適用されません。
バックアップが正常に終了した後でテープを取り出す
デフォルトの設定は、[無効] です。
このチェック ボックスがオンの場合、バックアップが正常に終了するとテープが取り出されます。バックアップ計画に従って、バックアップに続いて他の操作(バックアップのベリファイや他の場所へのレプリケートなど)が実行される場合、それらの操作の終了後にテープが取り出されます。
使用後にテープをスロットに戻す
デフォルトの設定は、[有効] です。
このオプションを無効にすると、テープでの操作完了後にテープがドライブ内に残ります。
このオプションと [バックアップが正常に終了した後でテープを取り出す] オプションの両方が有効な場合、テープが取り出されます。
常に空きテープを使用する
デフォルトでは、同じバックアップ チェーンまたはアーカイブのバックアップを含むテープに対してバックアップの書き込みが試みられます。該当するテープが見つからない場合は、同じテープ セットのテープが検索されます(テープ セットは、テープ プール、[コンピュータごとに個別のテープ セットを使用する] オプション、または Grandfather-Father-Son バックアップ スキームやハノイの塔バックアップ スキームによって判別できます)。同じテープ セットのテープが見つからない場合は、空テープの使用が試みられます。
次の設定を変更すると、強制的に空のテープを使用することができます。
デフォルトの設定は、[無効] です。
このオプションをオンにすると、完全バックアップはそれぞれ空のテープに書き込まれます。
デフォルトの設定は、[無効] です。
このオプションをオンにすると、差分バックアップはそれぞれ空のテープに書き込まれます。また、完全バックアップがそれぞれ空のテープに書き込まれます。[各完全バックアップ] チェックボックスが選択され、オフになります。
デフォルトの設定は、[無効] です。
このオプションをオンにすると、増分バックアップはそれぞれ空のテープに書き込まれます。また、完全バックアップと差分バックアップがそれぞれ空のテープに書き込まれます。[各完全バックアップ] チェックボックスと [各差分バックアップ] チェックボックスが選択され、オフになります。
完全バックアップの作成時にドライブのテープを上書きする
デフォルトの設定は、[無効] です。
このオプションは、スタンドアロンのテープ ドライブにのみ適用されます。このオプションを有効にすると、完全バックアップが作成されるたびにドライブに挿入されているテープが上書きされます。