データ カタログ

データ カタログを使用すると、必要なバージョンのデータを簡単に見つけて復元対象として選択することができます。管理対象のコンピュータ上では、このコンピュータからアクセス可能な任意の格納域の [データ ビュー] タブからデータ カタログ機能を使用することができます。管理サーバー上では、[データ ビュー] と集中管理される [データ カタログ] の両方からカタログ機能を使用できます。集中管理されるデータ カタログは、集中管理格納域に保存されているすべてのデータを一元的に表示します。

Acronis Backup & Recovery 11.5 は、データ カタログ ファイルを格納域からローカル キャッシュ フォルダにアップロードできます。デフォルトでは、このフォルダは、オペレーティング システムがインストールされているディスクにあります。デフォルト キャッシュ フォルダの変更の詳細は、「カタログ ファイルのデフォルト キャッシュ フォルダの変更」を参照してください。

復元するバックアップ済みデータの選択
  1. 次のいずれかを実行します。
  2. [表示] フィールドで、表示するデータの種類を選択します。
  3. [バックアップされたデータを以下の条件で表示] フィールドで、バックアップ済みデータを表示する対象期間を指定します。
  4. 次のいずれかを実行します。
  5. [バージョン] の一覧を使用して、データを戻す時点を選択します。デフォルトでは、手順 3 で選択した期間内の最後の利用可能な時点にデータが戻されます。

    (オプション、データ カタログのみに適用)バックアップされたデータの複数のレプリカが複数のロケーションに格納されている場合、データの復元元を選択できます。選択したデータのロケーションに関する情報にアクセスするには、そのバージョンを右クリックして [復元元の格納域を変更する] をクリックします。デフォルトでは、最も早くデータにアクセスできるロケーションが選択されます。ローカルのハード ディスク ドライブが最も高速であり、テープが最も低速です。

  6. 目的のデータを選択し、[復元] をクリックして復元操作のパラメータを設定します。
カタログまたはデータ ビューにデータが表示されない場合

次のような原因が考えられます。

間違った期間が設定されている。

[バックアップされたデータを以下の条件で表示] コントロールで設定された期間内に目的のデータがバックアップされていない。

解決策: 対象期間の範囲を広げます。

カタログ化が無効になっているか、高速カタログ化が有効になっている

データが部分的に表示されるかまったく表示されない場合に最も考えられる原因は、バックアップ中にカタログ化が無効になっていたか、高速カタログ化が有効になっていたことです。

解決策:

カタログをサポートしないデータ

次のデータはカタログまたはデータ ビューに表示できません。

解決策: 前述のデータを参照するには、それぞれの格納域の [アーカイブ ビュー] タブを使用します。

データが集中管理されるカタログに含まれない

集中管理されたカタログには、管理対象外の集中管理用格納域または個人用格納域のデータは表示されません。

管理対象外の集中管理用格納域の場合の解決策: ナビゲーション ツリーで格納域を選択してから、[データ ビュー] を選択します。

個人用格納域の場合の解決策: コンピュータに直接接続し、格納域を選択してから、[データ ビュー] を選択します。