overwrite

コマンド: recover file, recover ad_database

--overwrite={always|older|never}

recover file または recover ad_database コマンドでは、バックアップ内のファイルと同じ名前のファイルがターゲット フォルダ内で見つかった場合の処理をパラメータで指定します。

使用可能なパラメータの値は次のとおりです。

recover file コマンドで、ファイルの上書きを許可する場合でも、復元処理から除外することによって、特定のファイルの上書きを防止できます。

コマンド:

--overwrite

recover exchange_database コマンドでは、パラメータを使用して、既存のデータベースまたはストレージ グループを上書きすることができます(選択したデータベースのプロパティで上書きが許可されている場合)。パラメータが指定されず、復元先データベースまたはストレージ グループが存在する場合、操作は失敗します。

recover exchange_mailbox コマンドでは、パラメータを使用して、バックアップ内と同じ ID を持つアイテム(電子メール、予定表のイベント、連絡先、タスクなど)を上書きすることができます。パラメータが指定されていない場合、ターゲットのメールボックス内の該当するアイテムはスキップされます。

注意: 同じアイテムを複数回復元する場合、上書きされると元のアイテム ID が変更されるので、復元が行われるごとにアイテムがコピーされます。

recover mssql_database コマンドでは、パラメータを使用して、バックアップ内の‏データベースと同じ名前のデータベースを上書きすることができます。このパラメータを指定しなかった場合、コマンドの実行結果は --autorename パラメータによって異なります。--autorename パラメータが存在する場合、コマンドは復元されたデータベースの名前を変更します。存在しない場合、データベースは復元中にスキップされます。--autorename および --overwrite の両方のパラメータを指定すると、エラーが発生します。