グループ ポリシー オブジェクトの設定
ドメイン全体またはドメインの組織単位(OU)にエージェント配置用のグループ ポリシー オブジェクト(GPO)を設定する手順は、次のとおりです。エージェントは、ドメインまたは組織単位(OU)のメンバである各コンピュータで Windows が起動すると直ちにそのコンピュータインストールされます。
前提条件
- ドメイン管理者としてドメイン コントローラにログオンする。ドメインに複数のドメイン コントローラがあるときは、ドメイン管理者としていずれかのドメインにログオンします。
- ある組織単位(OU)へのエージェントの配置を計画している場合は、その組織単位(OU)がドメイン内に存在しているようにする。
- 「エージェントの配置の準備」で説明した手順を完了してください。
手順 1: グループ ポリシー オブジェクトの作成
- [スタート] メニューで、[管理ツール] をポイントしてから、[Active Directory ユーザーとコンピュータ](Windows Server 2003)または [グループ ポリシーの管理](Windows Server 2008)をクリックします。
- Windows Server 2003 の場合:
- ドメイン名または組織単位(OU)名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。ダイアログ ボックスで、[グループ ポリシー] タブをクリックし、[新規] をクリックします。
Windows Server 2008 の場合:
- ドメイン名または組織単位(OU)名を右クリックし、[このドメインに GPO を作成し、このコンテナにリンクする] をクリックします。
- 新しいグループ ポリシー オブジェクトに Acronis エージェントという名前を付けます。
- 同様に別のグループ ポリシー オブジェクトを Acronis コアという名前で作成します。
- 一覧内で Acronis エージェント オブジェクトが Acronis コア オブジェクトより上位にあることを確認します。
手順 2: エージェントのグループ ポリシー オブジェクトの設定
- Acronis エージェント グループ ポリシー オブジェクトを編集するために、次の手順に従って開きます。
- Windows Server 2003 では、グループ ポリシー オブジェクトをクリックし、[編集] をクリックします。
- Windows Server 2008 では、[グループ ポリシー オブジェクト] でグループ ポリシー オブジェクトを右クリックし、[編集] をクリックします。
- [グループ ポリシー オブジェクト エディタ] のスナップインで、[コンピュータの構成]、[ソフトウェアの設定] の順に展開します。
- [ソフトウェア インストール] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[パッケージ] をクリックします。
- 以前に作成した共有フォルダにあるエージェントのインストール パッケージを選択し、[開く] をクリックします。
- [ソフトウェアの展開] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] をクリックし、[OK] をクリックします。
- エージェントを再インストールまたはアップデートする場合は、この手順をスキップしてください。
エージェントをインストールする場合は、次の手順を実行します。
- [変更] タブで [追加] をクリックし、以前に作成したトランスフォームを選択します。トランスフォーム ファイルは、AcronisAgentWindows.mst という名前で、エージェントのインストール パッケージと同じフォルダにあります。
- [OK] をクリックして、[ソフトウェアの展開] ダイアログ ボックスを閉じます。
- Acronis Backup & Recovery 11.5 Deduplication や Acronis Backup & Recovery 11.5 Universal Restore をインストールする場合は、適切なインストール パッケージに対して次の操作を実行します。
- [ソフトウェア インストール] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[パッケージ] をクリックします。
- 共有フォルダにあるインストール パッケージを選択し、[開く] をクリックします。
- [ソフトウェアの展開] ダイアログ ボックスで、[割り当て] をクリックし、[OK] をクリックします。
手順 3: エージェント コア コンポーネントのグループ ポリシー オブジェクトの設定
- Acronis コア グループ ポリシー オブジェクトを編集するために、次の手順に従って開きます。
- Windows Server 2003 では、グループ ポリシー オブジェクトをクリックし、[編集] をクリックします。
- Windows Server 2008 では、[グループ ポリシー オブジェクト] でグループ ポリシー オブジェクトを右クリックし、[編集] をクリックします。
- [グループ ポリシー オブジェクト エディタ] のスナップインで、[コンピュータの構成]、[ソフトウェアの設定] の順に展開します。
- [ソフトウェア インストール] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[パッケージ] をクリックします。
- 以前に作成した共有フォルダにある AcronisAgentCore.msi インストール パッケージを選択し、[開く] をクリックします。
- [ソフトウェアの展開] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] をクリックし、[OK] をクリックします。
- エージェントを再インストールまたはアップデートする場合は、この手順をスキップしてください。
エージェントをインストールする場合は、次の手順を実行します。
- [変更] タブで [追加] をクリックし、以前に作成したトランスフォームを選択します。トランスフォーム ファイルは、AcronisAgentCore.mst という名前で、コンポーネントのインストール パッケージと同じフォルダにあります。
- [OK] をクリックして、[ソフトウェアの展開] ダイアログ ボックスを閉じます。