ネットワーク ポートの設定

Acronis Backup & Recovery 11.5 コンポーネントは、デフォルトで 9876/TCP ネットワーク通信ポートを使用します。サーバーはこのポートで受信接続をリスンします。このポートは、Acronis クライアントもデフォルトで使用します。コンポーネントのインストール中、ポートを開くことの確認または手動でポートを開くことを要求されることがあります(Windows ファイアウォール以外のファイアウォールを使用している場合)。

インストール後は、設定した値に従って、またはセキュリティ上の目的のために、いつでもポートを変更できます。この操作には、Acronis Remote Agent(Windows の場合)または acronis_agent(Linux の場合)のサービスを再起動する必要があります。

サーバー側でポートを変更してから、<Server-IP>:<port> または <Server-hostname>:<port> という URL を指定してサーバーに接続します。

注意:ネットワーク アドレス変換(NAT)を使用する場合は、ポート マッピングをセットアップすることでポートを設定できます。

オペレーティング システムでのポート設定

Windows

ポートの番号を変更できるようにするには、Acronis が提供する管理テンプレートをロードして設定します。詳細は「通信設定」の「Remote Agent ポート」を参照してください。

Linux

/etc/Acronis/Policies/Agent.config ファイルでポートを指定します。acronis_agent デーモンを再起動します。

ブータブル環境でのポート設定

Acronis ブータブル メディアを作成するとき、Acronis Backup & Recovery 11.5 ブータブル エージェントが使用するネットワーク ポートを事前に設定することができます。選択肢は次のとおりです。

ポートが事前設定されていない場合、エージェントはデフォルトのポート番号を使用します。