カスタム バックアップ スキームでは、バックアップの種類ごとにスケジュールを指定し、保持ルールを設定して、企業のニーズに最適な方法でバックアップが行われるようにバックアップ戦略を設定することができます。
使用できるバックアップの種類は、バックアップ用に選択したデータの種類によって異なります。データの種類は、Microsoft Exchange インフォメーション ストア、または Microsoft Exchange メールボックスです。
Microsoft Exchange インフォメーション ストア
データの種類に Microsoft Exchange インフォメーション ストアを選択した場合に使用できるバックアップの種類は次のとおりです。
データベースの完全バックアップを実行するスケジュールを指定します([スケジュールの追加...])。
重複除外格納域をバックアップ先として選択した場合の完全バックアップでは、最後の完全バックアップ後に行われた変更のみがバックアップされます。この場合は、[高速完全バックアップ メソッドを使用した完全バックアップの作成] チェック ボックスをオンにします。高速バックアップの詳細については、「高速完全バックアップ メソッド」を参照してください。
トランザクション ログ バックアップを実行するスケジュールを指定します([スケジュールの追加...])。
タスクを実行したときにアーカイブに完全バックアップが格納されていない場合は、トランザクション ログ バックアップの代わりに完全バックアップが作成されます。
Microsoft Exchange メールボックス
データの種類に Microsoft Exchange メールボックスを選択した場合に使用できるバックアップの種類は次のとおりです。
メールボックスの完全バックアップを実行するスケジュールを指定します([スケジュールの追加...])。
メールボックスの増分バックアップを実行するスケジュールを指定します([スケジュールの追加...])。
タスクを実行したときにアーカイブにバックアップが格納されていない場合は、増分バックアップの代わりに完全バックアップが作成されます。
アーカイブのクリーンアップ
古いバックアップを取り除く方法として、保持ルールを定期的に適用するか、またはバックアップ先の領域が不足したら、バックアップ中にアーカイブをクリーンアップするかのいずれかを指定します。
デフォルトでは、保持ルールは指定されていません。つまり、古いバックアップは自動的に削除されません。
ただし、Exchange バックアップの [保持ルール] ウィンドウにある [詳細設定] には、移動または削除されるバックアップのうち、依存関係があるものを統合するオプションはありません。古いバックアップ( アイコンでマークされている)は、それに依存しているすべてのバックアップが古くなるまで、保持されます。すべてが古くなると、通常のクリーンアップ中に、チェーン全体が一度に削除されます。古くなったバックアップの次のロケーションへの移動を選択した場合、バックアップは直ちにコピーされます。現在のロケーションからの削除のみが延期されます。
レプリケーション
(オプション)バックアップを別のロケーションにコピーするかどうかを指定します。バックアップ コピーの詳細については、製品のヘルプ システムの「バックアップ コピーの設定」、または Acronis Backup & Recovery 11.5 のマニュアルを参照してください。
ベリファイの実行時期
(オプション)ベリファイを実行する時期と頻度を定義し、アーカイブ全体またはアーカイブ内の最新バックアップのどちらをベリファイするのか定義します。