バックアップできるデータ アイテムと使用するバックアップの種類

バックアップ計画の作成中に、データの種類として、Microsoft Exchange インフォメーション ストアまたは Microsoft Exchange メールボックスを選択することができます。

Microsoft Exchange インフォメーション ストア

このデータの種類を選択した場合、データベース バックアップが実行されます。

バックアップ対象として次のアイテムを選択できます。

マウント解除されたデータベースは、バックアップ中はスキップされます。バックアップ タスクによって少なくとも 1 つのデータベースがバックアップされたが、その他のデータベースがマウント解除されていたためにスキップされた場合、そのバックアップ タスクの結果は、「警告を伴う正常終了」になります。バックアップ タスクは完了したが、すべてのデータベースがマウント解除されていたために、すべてのデータベースがスキップされた場合、そのタスクの結果は「失敗」になります。

データベース バックアップ中、エージェント for Exchange は、データベース ファイルの一貫性チェックを自動的に実行します。バックアップされているデータベースのページ レベルの整合性をベリファイし、すべてのデータベース ページとログ ファイルのチェックサムをベリファイします。チェックサムの不一致またはファイル ヘッダーの破損があるデータベースは、バックアップ時にスキップされます。

データベース バックアップの種類
Microsoft Exchange メールボックス

このデータの種類を選択した場合、メールボックス バックアップが実行されます。

バックアップ対象として次のアイテムを選択できます。

除外フィルタを使用することによって、メールボックス バックアップ中にスキップするアイテムを指定できます。

メールボックス バックアップの使用方法

メールボックス バックアップでは、データベース全体をバックアップするのではなく、個々のメールボックスまたはパブリック フォルダを自由にバックアップすることも可能です。最も重要なメールボックスを保護したり、15 GB 未満のデータをバックアップしたりする場合は、メールボックス バックアップを使用することをお勧めします。大量データの場合は、データベース バックアップの方が効率的です。このバックアップにかかる時間は短く、データベース全体だけでなく、個々のメールボックス、電子メールや他のデータ アイテムも復元することができます。

メールボックス バックアップの制限
メールボックス バックアップの種類