コピー バックアップ

コピー バックアップ メソッドでは、トランザクション ログ ファイルを切り捨てなくても、データベースの完全バックアップを作成することができます。これにより、その他の連続バックアップ計画を中断することなく完全バックアップが作成されます。コピー バックアップは、テストや解析などの目的でオフサイトに簡単に保存することができます。

コピー バックアップは、[手動による開始] バックアップ スキームでのみ作成できます。

使用例: 連続バックアップ計画を中断せずに、Exchange データベースの完全バックアップを行います。

事例: 組織の Exchange データベースは、現在、CDP スキームを使用したバックアップ計画により保護されています。管理者は、解析のためにデータベースの最新バックアップを提供するように依頼されました。

ソリューション: 管理者が標準完全バックアップのみを作成するバックアップ計画をセットアップした場合、このバックアップ計画によりトランザクション ログ ファイルが切り捨てられ、既存の CDP バックアップ スキームのバックアップ チェーンが中断されます。このような干渉を回避するために、管理者は次のように設定したバックアップ計画を作成します。

  1. [バックアップの対象] で、目的のデータベース、またはストレージ グループを選択します。
  2. [バックアップ先] でバックアップ先を選択します。
  3. [バックアップ方法] で以下を実行します。
    1. [バックアップ スキーム][手動による開始] を選択します。
    2. [バックアップの種類の表示、ベリファイ] をクリックして、[バックアップの種類] の設定にアクセスします。
    3. [バックアップの種類][完全] を選択し、次に [コピー バックアップ] チェック ボックスをオンにします。
  4. バックアップ計画のその他の設定はすべて変更せず、[OK] をクリックし、バックアップを作成します。
  5. [バックアップの計画およびタスク] ビューには、直前に作成したバックアップ計画が表示されます。このバックアップ計画を選択して、[実行] をクリックします。