Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバーへの RHEV コンピュータの追加
ここでは、RHEV 環境から Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバーにコンピュータを追加します。Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェントは、それらのコンピュータに自動的にインストールされます。
または、それぞれのコンピュータに手動でエージェントをインストールすることもできます。詳細は「Hot imaging... 」セクションを参照してください。エージェントをインストールしたら、コンピュータを管理サーバーに追加します。
次の手順を使用するには、以下の要件を満たす必要があります。
Red Hat Enterprise Virtualization Manager バージョン 3.x.Manager バージョン 2.2 の場合は、手動でエージェントをインストールするか、「インストール マニュアル 」に説明されている他のインストール方法を使用します。 追加するすべてのコンピュータにゲスト ツールがインストールされていること。 Linux を実行している RHEV コンピュータの準備
Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux を正常にインストールするには、Linux パッケージ gcc 、make 、および kernel-devel を手動でインストールする必要があります。詳細については、「エージェント for Linux のインストール 」の「準備」セクションを参照してください。 TCP ポート 22 が開いていて、追加するすべての仮想コンピュータで SSH デーモンが実行されていることを確認してください。リモート インストールが完了したら、ポートを閉じ、SSH デーモンを停止することができます。 追加する各仮想コンピュータで TCP ポート 9876 を開きます。Acronis Backup & Recovery 11.5 は、このポートを使用してkコンポーネント間の通信を行うので、受信要求と送信要求の両方に対してこのポートを開いたままにしておく必要があります。 デフォルトでは、管理サーバーはフォルダ %CommonProgramFiles%\Acronis\RemoteInstaller\ <product build number> からインストール パッケージを取得します。エージェント for Linux をリモート インストールできるようにするには、エージェントのインストール ファイル(.i686 または .x86_64)を Acronis のウェブサイトから、管理サーバーのこのフォルダにダウンロードします。 Windows を実行している RHEV コンピュータの準備
任意の Windows XP バージョンを実行しているリモート コンピュータにインストールする場合は、そのコンピュータで [コントロール パネル] > [フォルダ オプション] > [表示] を選択して表示される [簡易ファイルの共有を使用する(推奨)] オプションが [無効] になっている必要があります。 アクティブ ディレクトリ ドメインのメンバになっていない リモート コンピュータを正常にインストールするには、ユーザー アカウント制御(UAC)が無効になっている 必要があります。 [ファイルとプリンタの共有] が、リモート コンピュータで [無効] になっている必要があります。このオプションにアクセスするにはWindows XP Service Pack 2、または Windows 2003 Server が実行されているコンピュータの場合: [コントロール パネル] > [Windows ファイアウォール] > [例外] > [ファイルとプリンタの共有] を選択します。 Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows 7 が実行されているコンピュータの場合: [コントロール パネル] > [Windows ファイアウォール] > [ネットワークと共有センター] > [共有の詳細設定の変更] に移動します。 Acronis Backup & Recovery 11.5 のリモート インストールには TCP ポート 445 および 25001 を使用します。また、リモート インストール、およびコンポーネント間の通信には、TCP ポート 9876 を使用します。[ファイルとプリンタの共有] を有効にすると、ポート 455 が自動的に開かれます。ポート 9876 および 25001 は、Windows ファイアウォールによって自動的に開かれます。Windows ファイアウォール以外のファイアウォールを使用する場合、これらの 3 つのポートが受信要求と送信要求の両方に対して開かれている(例外に追加されている)ことを確認してください。
リモート インストールが完了したら、ポート 445 および 25001 を例外から削除することができます。ポート 25001 は、Windows ファイアウォールによって自動的に閉じられます。ポート 9876 は開いたままにしておく必要があります。
管理サーバーへの接続
デスクトップの [Acronis Backup & Recovery 11.5] アイコンをダブルクリックして、管理コンソールを起動します。 [管理サーバーへの接続] をクリックして、コンソールを管理サーバーに接続します。サーバーの名前または IP アドレスを入力します。 資格情報の入力を求められた場合は、ユーザー名とパスワードを指定します。 RHEV 環境からのコンピュータの追加
[アクション] メニューで [複数のコンピュータの追加] をクリックします。[Red Hat Enterprise Virtualization 環境から] をクリックします。RHEV Manager サーバーの名前または IP アドレスと、このコンピュータへの適切なアクセス権を持ったアカウントのログイン情報を指定します。Active Directory ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。開いているウィンドウで、次の操作を実行します。管理サーバーに追加するコンピュータを指定します。[追加] をクリックして選択したコンピュータを指定します。選択したデータ センターまたはクラスタに含まれるすべての仮想コンピュータを指定する場合は、[すべて追加] をクリックします。 詳細: 現在電源が入っているコンピュータしか追加できません。コンピュータを検索するには、検索ボックスに正確な名前を入力するか、ワイルドカードを使用します。
ソフトウェアは RHEV Manager から、指定したコンピュータの IP アドレスを自動的に抽出します。コンピュータに複数の IP アドレスがある場合は、ドロップダウン リストから値を選択できます。[IP アドレス] ボックスが空の場合は、手動で IP アドレスを入力します。詳細: たとえば、ゲスト ツールがゲスト OS にインストールされていない場合など、IP アドレスが使用できないことがあります。
それぞれのコンピュータの管理権限を持つユーザーのログイン情報を指定します。ネットワーク上に共通した管理者アカウントがある場合は、1 台のコンピュータでアカウントのログイン情報を入力し、指定したすべてのコンピュータにその情報を適用するためのオプションを設定します。 [OK] をクリックします。 エージェントのインストール
Acronis Backup & Recovery 11.5 は、選択したコンピュータの中からエージェントがインストールされていないものを検出します。エージェントがインストールされていないコンピュータが 1 台以上ある場合、次の操作を実行します。
デフォルトで、エージェント for Windows またはエージェント for Linux(またはその両方)がインストール用に選択されます。[次へ] をクリックします。 [次のライセンス サーバーにあるライセンスを使用する] をクリックします。開いているウィンドウで、次の操作を実行します。管理サーバーの名前または IP アドレス、および管理用のログイン情報を指定します。 (オプション)追加ライセンスを指定する必要がある場合、[ライセンスの追加] をクリックして、プロダクト キーを入力するかテキスト ファイルからインポートします。[OK] をクリックします。 [次へ] をクリックします。エージェントに対するデフォルトのインストール オプションをそのまま使用します。 コンピュータを Acronis カスタマ エクスペリエンス プログラム(CEP)に参加させるかどうかを指定します。詳細: Acronis カスタマ エクスペリエンス プログラムは、Windows を実行するコンピュータにのみ適用されます。
概要ウィンドウには、コンポーネントがインストールされるコンピュータの一覧が表示されます。[実行] をクリックすると、インストールが開始します。 インストールが開始されると、プログラムは操作の進行と、エージェントがインストールされているコンピュータの名前を表示します。
コンピュータの管理
追加したコンピュータを操作するには、[ナビゲーション] ツリーの [エージェントがインストールされているコンピュータ] を選択してください。