RHEV コンピュータの復元
次のいずれかの方法を使用して RHEV コンピュータを復元することができます。
オペレーティング システムが実行されているコンピュータに復元する この方法は、Acronis エージェントがコンピュータで実行され、失われたデータ(データ ディスク、データ ボリューム、または個別のファイル)を復元する必要がある場合、または別のコンピュータからバックアップ済みデータを追加する必要がある場合に使用します。
オペレーティング システム自体を復元するには、Acronis エージェントでコンピュータを起動可能環境で起動する必要があります。コンピュータで Linux が実行されている場合は、エージェント for Linux に加えて、Acronis Backup & Recovery 11.5 ブータブル コンポーネントおよびメディア ビルダ for Linux もインストールしていることを確認してください。
ブータブル メディアを使用して起動されたコンピュータに復元する この方法は、異常終了またはマルウェアに感染したオペレーティング システムを復元する必要がある場合に使用します。このケースでは、コンポーネントはメディアからコンピュータの RAM にロードされるのでブータブル コンポーネントのインストールは必要ありません。
オペレーティング システムが実行されているコンピュータに復元する手順は、次のとおりです。
管理コンソールを開始します。 コンソールを管理サーバーに接続するか管理対象のコンピュータに直接接続します。 [復元] をクリックします。[復元元] で [データの選択] をクリックします。開いているウィンドウで、次の操作を実行します。[データ パス] ボックスを選択します。[参照] をクリックします。開かれたウィンドウで、[集中管理] ノードを展開し、バックアップが保存されている格納域を選択して、Enter キーを押します。メッセージが表示されたら、その格納域にアクセスするためのユーザー名とパスワードを指定します。 [データ ビュー] タブの [表示] ボックスで、[コンピュータ/ディスク/ボリューム] を選択して、ディスク全体またはディスクレベルのバックアップ内のボリュームを参照および検索します。詳細。 個別のファイルまたはフォルダを復元する必要がある場合は、[表示] ボックスで [フォルダ/ファイル] を選択します。
復元するデータ ディスクのチェックボックスをオンにします。 復元するバックアップのバージョンの日付を選択します。デフォルトでは、最新のバージョンが選択されます。 [OK] をクリックします。[復元先] の [復元先] で [物理コンピュータ] オプションが選択されていることを確認します。結果は次のようになります。コンソールが管理サーバーに接続されている場合は、デフォルトでデータは元のコンピュータに復元されます。異なる復元先のコンピュータを選択するには、[参照] をクリックします。復元先のコンピュータに少なくとも元のディスクと同じ大きさの十分なディスクがあることを確認します。 コンソールが復元先のコンピュータに直接接続されている場合は、データがそのコンピュータに復元されます。 (オプション)Acronis Backup & Recovery 11.5 は、選択したディスクをターゲット ディスクに自動的にマッピングします。マッピング結果に満足できない場合は、手動でディスクの再マッピングを実行できます。ディスクのマッピング解除は逆の順序で行います。つまり、最後にマッピングされたディスクを最初にマッピング解除します。 各ソース ディスクに対して、復元先ディスクを選択します。 [復元の実行時期] で、[今すぐ] を指定し、直ちに復元を実行します。[OK] をクリックして復元を開始します。詳細 : 処理の進行状況が表示されます。
ブータブル メディアを使用して起動されたコンピュータに復元する手順は、次のとおりです。
詳細な手順については、「ブータブル メディアを使用して起動された既存の仮想コンピュータへの復元 」を参照してください。