ブータブル メディアでブートされた既存の仮想コンピュータへの復元
準備
  1. 移行するコンピュータのイメージ(.tib ファイル)が無い場合、次のいずれかの方法で作成します。
  2. Acronis ブータブル メディア ISO が無い場合は、ダウンロードするか、Acronis メディア ビルダを使用して作成します。RHEV の ISO ドメインにその ISO を保存します。
  3. 復元を実行するために RHEV 仮想コンピュータを準備します。必要な場合は、Red Hat Enterprise Virtualization Manager を使用して作成します。
  4. ソース コンピュータに論理ボリュームがある場合、ターゲットの仮想コンピュータにも論理ボリュームを割り当てるかどうかを決定します。
コンピュータの起動
  1. Acronis ブータブル メディア ISO を使用して、ターゲット コンピュータを起動します。
  2. ブート メニューで [Acronis Backup & Recovery 11.5] をクリックします。
  3. (オプション)[ネットワークを設定] をクリックすると、ネットワーク設定をチェックして、必要な場合は変更できます。
  4. [このコンピュータをローカルで管理] をクリックします。
(オプション)論理ボリュームの作成

手動で論理ボリュームを作成する場合は、次の操作を実行します。

  1. [アクション] メニューで [シェルの開始] をクリックします。または、Ctrl+Alt+F2 キーを押します。
  2. lvm ユーティリティを使用してボリューム構造を作成します。
  3. Alt+F1 キーを押して、グラフィカル インターフェイスに戻ります。
イメージの選択
  1. [復元] をクリックします。
  2. [復元元][データの選択] をクリックします。開いているウィンドウで、次の操作を実行します。
    1. [データ パス] ボックスにイメージの場所へのパスを入力して、Enter キーを押します。メッセージが表示されたら、その場所にアクセスするためのユーザー名とパスワードを指定します。
    2. [アーカイブ ビュー] タブで、イメージが格納されているアーカイブを展開し、イメージを選択します。通常、名前は「Backup #1」などです。
    3. [バックアップ内容][ボリューム] を選択します。
    4. すべてのボリュームと MBR のチェック ボックスをオンにします。
    5. [OK] をクリックします。
(オプション)RAID/LVM の適用

元の LVM 構造を再生成する場合は、[RAID/LVM の適用] をクリックして、予想した結果がポップアップ ウィンドウに表示されるかどうか確認します。それ以外の場合は、この手順をスキップします。

ボリュームのマッピング

論理ボリューム構造を手動で作成した場合、復元されるそれぞれのボリュームの場所を指定します。指定しない場合、ソフトウェアが自動的にボリュームをイメージからターゲット コンピュータのディスクへマップします。MBR およびブート ボリュームは、常に自動的にマップされます。

MBR またはボリュームをマップするには、次の操作を実行します。

  1. その横の [必須] をクリックして、目的のマップ先を選択します。
  2. ボリュームのサイズや、それ以外のボリューム プロパティを変更する場合は、ボリュームの横の [プロパティ] をクリックします。必要な変更を実行し、[OK] をクリックします。

特定のボリュームのサイズまたはマッピングを変更するには、それ以降のボリュームのマッピングをクリアする必要があります。MBR またはボリュームのマッピングをクリアするには、その横の [消去] をクリックします。一度にすべての MBR またはボリュームのマッピングをクリアするには、[すべて消去] をクリックします。

Universal Restore の設定
  1. [Universal Restore for Linux]/[Universal Restore for Windows] の下の [使用する] を選択します。

    詳細: Acronis Backup & Recovery 11.5 はブータブル メディアを使用して起動したコンピュータを物理コンピュータとして処理するため、このステップが必要です。Universal Restore を使用すると、オペレーティング システムを新しいハードウェアで起動できるようになります。

  2. 復元されるシステムが Windows の場合、Windows 用の RHEV ドライバを指定してください。
    1. RHEV Manager で、復元先の仮想コンピューターを右クリックし、[Change CD] を選択し、ドライバが含まれているフロッピー ディスクの ISO を選択します。この ISO は、RHEV ISO ドメインにあります。デフォルトの名前は virtio*.iso です。
    2. コンピュータの [自動ドライバ検索][フォルダの追加] をクリックし、[ローカル フォルダ] ノードを展開して CD ドライブを選択し、[OK] をクリックします。
復元の開始

[OK] をクリックして復元を開始します。