Acronis Backup & Recovery 11.5 は、ディスク バックアップ作成後、トランザクション ログを切り捨てません。Microsoft SQL Server のネイティブ バックアップ エンジンまたはトランザクション ログを自動的に管理するその他のサードパーティ バックアップ ソリューションを使用しない場合、次の方法でログを管理できます。
切り捨ての詳細については、次の記事を参照してください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/ms189085(v=sql.105)
縮小の詳細については、次の記事を参照してください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/ms178037(v=sql.105)
SQL Server Management Studio を使用するログの切り捨て
データベースをシンプル復旧モデルに切り替えると、トランザクション ログは自動的に切り捨てられます。
ログの切り捨てと縮小の自動化
上記の切り捨て処理は、スクリプトを使用して自動化でき、(オプションで)ログ ファイルの縮小を追加できます。スクリプトをバックアップ後に実行するコマンドに追加した場合、ログはバックアップ後直ちに切り捨てられ、縮小されます。この方法は、ユーザーに Transact-SQL スクリプトを作成するスキルがあり、sqlcmd ユーティリティをよく理解していることを前提にしています。
Transact-SQL および sqlcmd の詳細については、次の記事を参照してください。
1 つの SQL インスタンスのトランザクション ログの切り捨てとログ ファイルの縮小を自動化するには、次の手順を実行します。
USE database_name
ALTER DATABASE database_name SET RECOVERY SIMPLE;
DBCC SHRINKFILE(logfile_name);
ALTER DATABASE database_name SET RECOVERY FULL;
最後の文字列で、SET RECOVERY 値は、特定のデータベースの最初の復旧モデルにより異なり、FULL または BULK_LOGGED になる可能性があります。
2 つのデータベースがあるインスタンスの例(TestDB1 および TestDB2):
USE TestDB1;
ALTER DATABASE TestDB1 SET RECOVERY SIMPLE;
DBCC SHRINKFILE(TestDB1_log);
ALTER DATABASE TestDB1 SET RECOVERY FULL;
USE TestDB2;
ALTER DATABASE TestDB2 SET RECOVERY SIMPLE;
DBCC SHRINKFILE(TestDB2_log);
ALTER DATABASE TestDB2 SET RECOVERY BULK_LOGGED;
sqlcmd -S myServer\instanceName -i C:\myScript.sql
ここで、
複数の SQL インスタンスのトランザクション ログの切り捨てとログ ファイルの縮小を自動化するには、次の手順を実行します。
コンピュータに複数のインスタンスがあり、上記の処理をそれらのインスタンスに適用する場合、次の手順に従います。
sqlcmd -S myServer\instance1 -i C:\script1.sql
sqlcmd -S myServer\instance2 -i C:\script2.sql