Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント、Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバー、および Acronis Backup & Recovery 11.5 ストレージ ノードの各 Acronis Backup & Recovery 11.5 コンポーネントは、サービスとして実行されます。コンポーネントのインストール時に、コンポーネントのサービスを実行するアカウントを指定する必要があります。
コンピュータにインストールされたすべての Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェントは、共通の Acronis Managed Machine Service(エージェント サービス)を使用します。
それぞれのサービスに対して、新しいユーザー アカウントを作成するか、ローカルまたはドメイン ユーザーの既存のアカウントを指定するか、選択できます。たとえば、\LocalUser または DomainName\DomainUser のように指定します。
デフォルトでは、セットアップ プログラムによってサービスごとに新しい専用のユーザー アカウントが作成されます。
どういう場合に既存のアカウントを考慮するか
新しいアカウントはほとんどの場合に適合します。既存のアカウントを考慮するのは、次のような場合です。
それぞれのサービスに既存のアカウント(または同じアカウント)を指定する必要がある。セキュリティ上の理由で、セットアップ プログラムはドメイン コントローラでは新しいアカウントを自動作成しません。
Hyper-V クラスタ ノードや Microsoft Exchange Server のクラスタ ノードなどのフェールオーバー クラスタ ノードにエージェントをインストールする場合、エージェント サービスについては、ドメイン ユーザーの既存のアカウントを指定します。このアカウントは、各クラスタ ノードに対する管理権限が必要です。エージェントは、このアカウントを使用して、いかなるノードにあるクラスタ化されたリソースにでもアクセスできます。また、このエージェントに新しいアカウントを作成することもできます。その後、集中管理用バックアップ計画または復元タスクを作成するときに、必要な権限を持つドメイン アカウントに対するログイン情報を指定する必要があります。
管理サーバーと SQL サーバーが異なるコンピュータにインストールされていて、SQL サーバーに Windows 認証を使用する場合、管理サーバー サービスの既存のアカウントを指定します。詳細については、「Microsoft SQL サーバーの指定」を参照してください。
アカウントの権限
既存のアカウントと新しく作成されたアカウントの両方に、次の権限が付与されます。
エージェント サービスとストレージ ノード サービスの新規作成アカウントは、Administrators グループに含まれます。ストレージ ノード サービスの既存のアカウントを指定する場合、Administrators グループのメンバのアカウントをお勧めします。メンバでない場合、サービスが一部の Windows リソースにアクセスする権限が不足する可能性があります。セキュリティ上の理由から、セットアップ プログラムでは、既存の アカウントを Administrators グループに自動的に含めることはありません。
高度な使用に関するヒント