--fixed_drive
バックアップ コマンドでこのパラメータを使用するのは、バックアップ先(--loc パラメータ値)が、RDX ドライブまたは USB フラッシュ ドライブの場合だけです。
このパラメータを指定すると、デバイスは固定ドライブとして使用されます。指定しない場合、デバイスはリムーバブル メディアとして使用されます。
次の表に、2 つのモードの違いを示します。
機能 |
固定ドライブ |
リムーバブル メディア |
バックアップを継続するために十分な領域が無い場合、次のように指示されます。 |
手動でディスク上に空き領域を作成する。 |
新しいメディアを挿入する。 |
バックアップ ファイルの簡易名... |
--plain_archive パラメータを指定しても使用できない。 |
--plain_archive パラメータを指定しなくても必ず使用される。 |
いくつかの完全バックアップからなるアーカイブを作成できます。 |
はい |
いいえ。新しい完全バックアップが作成される前に、アーカイブ全体が削除され、新しいアーカイブが開始されます。 |
--cleanup パラメータは有効です。 |
はい |
いいえ。アーカイブには、削除できない完全バックアップが 1 つだけ格納されます。 |
アーカイブ内のどのバックアップも削除することが可能です。 |
はい |
いいえ。削除できるのは、依存関係のあるバックアップが存在しないバックアップだけです。 |
Linux では、このパラメータは、デバイスがその名前(sdf:/ など)によって指定されている場合に有効になります。デバイスが、マウント ポイント(/mnt/backup など)によって指定されている場合、そのデバイスは固定ドライブとして動作します。
backup vm、backup exchange_database、または backup exchange_mailbox コマンドを使用する場合、デバイスは、必ず固定ドライブ モードで使用されます。そのため、このパラメータは無視されます。