例 2: 多数のコンピュータへのインストール
次のようなシナリオについて考えてみます。
- ネッワーク内の多数のコンピュータをバックアップする必要があります。
- これらのコンピュータのバックアップを中央から設定および監視する必要があります。
このシナリオでは、1 つのコンピュータに管理サーバーを、バックアップ対象となる各コンピュータにエージェントをインストールする必要があります。エージェントをリモートでインストールすることもできます。
エージェントをインストールするコンピュータごとにプロダクト キーが必要です。
以上のような環境で Acronis Backup & Recovery 11 をインストールする手順は、次のとおりです。
手順 1: 管理サーバーのインストール
- 他のコンピュータを集中的に監視するためのコンピュータを選択します。このコンピュータは常に電源をオンにしておき、バックアップ対象すべてのコンピュータがアクセスできる状態にする必要があります。
- 選択したコンピュータで、管理者としてログインし、セッアップ プログラムを起動します。
- [Acronis Backup & Recovery 11 のインストール] をクリックします。
- 使用許諾契約の内容に同意します。
- [物理コンピュータと仮想コンピュータのバックアップを集中的に監視および構成する] チェックボックスをオンにします。
- ライセンス サーバーの選択ウィンドウで次の手順を実行します。
- デフォルトの設定 [管理サーバーと共にインストールされたライセンス サーバーを使用する] のままにします。
- [ライセンスの追加] をクリックしてから、すべてのプロダクト キーを入力するか、テキスト ファイルからインポートします。
- [インストール] をクリックします。
管理サーバーがインストールされたら、次の手順を実行して、バックアップする各コンピュータにエージェントをリモートでインストールします。これにより、各コンピュータを集中管理できる準備が整います。
手順 2: エージェントのリモート インストール
- リモート インストールするコンピュータの準備を行ってください。
- 管理サーバーが存在するコンピュータのデスクトップで [Acronis Backup & Recovery 11] をクリックして、Acronis Backup & Recovery 11 を起動します。
- [管理サーバーへの接続] をクリックします。現在のコンピュータの名前を指定します。
- [すべてのコンピュータの操作] で、[複数のコンピュータの追加] をクリックします。
- コンピュータの選択ウィンドウで、[ネットワークから] をクリックします。
- バックアップするコンピュータを選択します。現在のコンピュータも選択することをお勧めします。
各コンピュータに対して、そのコンピュータ上の管理者のユーザー名およびパスワードを指定します。すべてのコンピュータに共通の管理者アカウント(ドメイン管理者のアカウントなど)がある場合、そのアカウントを指定してから、[すべてのコンピュータに適用する] をクリックします。
- コンポーネントの一覧で、[Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Windows] を選択してから、[次へ] クリックします。
- [ライセンスの選択] ウィンドウで、[次のライセンス サーバーにあるライセンスを使用する] をクリックします。[IP/名前] で現在のコンピュータを指定します。[次へ]をクリックします。
- [インストール オプション] ウィンドウでは、デフォルト設定のままにします。
- [実行] をクリックします。
インストール後:
- コンピュータを集中管理するには、デスクトップで、[Acronis Backup & Recovery 11] をクリックしてから、[管理サーバーへの接続] をクリックします。
- コンピュータを個別に管理するには、各コンピュータに直接接続します。デスクトップで [Acronis Backup & Recovery 11] をクリックしてから、[このコンピュータの管理] または [リモート コンピュータの管理] をクリックします。