エージェントの配置の準備
手順 1: インストール パッケージの取り出し

インストール パッケージ(.msi ファイルとして提供されます)を保存する共有フォルダを作成し、そこにパッケージを取り出す必要があります。

  1. ドメイン コントローラ(またはドメイン内の任意のコンピュータ)にフォルダ(D:\Acronis など)を作成します。
  2. Acronis Backup & Recovery 11 セットアップ プログラムを開始します。
  3. [インストール ファイルの取り出し] をクリックします。
  4. [エージェント for Windows(AcronisAgentWindows.msi)] および [エージェント コア(AcronisAgentCore.msi)] チェックボックスをオンにします。
  5. Acronis Backup & Recovery 11 Deduplication をインストールする場合は、[重複除外(AcronisDeduplication.msi)] チェックボックスをオンにします。
  6. Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore をインストールする場合は、[Universal Restore(AcronisUniversalRestore.msi)] チェックボックスをオンにします。

    注意: Acronis Backup & Recovery 11 Virtual Edition、および Advanced Server SBS Edition では、Universal Restore 機能は既に有効になっているので、個別にインストールする必要はありません。

  7. [取り出し先] に、作成したフォルダの名前を入力するか、[参照] をクリックしてフォルダを選択します。
  8. [取り出し] をクリックします。
  9. インストール パッケージを置いたフォルダを共有します。共有フォルダにドメイン ユーザーがアクセスできるようにします。たとえば、デフォルトの共有設定を [Everyone] のままにします。
手順 2: インストール パッケージの設定

重要: エージェントを再インストールまたはアップデートする場合は、この手順をスキップしてください。

コンフィギュレーション スクリプトを実行して、エージェント コア、およびエージェント for Windows コンポーネントのインストール パッケージを設定する必要があります。このスクリプトは、管理コンソールと共にインストールされます。デフォルトでは、このスクリプトは %ProgramFiles%\Acronis\BackupAndRecoveryConsole フォルダにあります。管理コンソールが別のコンピュータにインストールされている場合には、そのコンピュータからコンフィギュレーション スクリプトをコピーできます。

このコンフィギュレーション スクリプトにより、インストール パッケージのトランスフォーム(変更、変更ファイル、または .mst ファイルとも呼ばれます)を作成します。

  1. [スタート] メニューで、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「cmd」と入力します。
  2. [OK] をクリックします。
  3. 次のコマンドを実行して、現在のフォルダをコンフィギュレーション スクリプト mst_gen.vbs が存在するフォルダに変更します。

    C:
    cd "C:\Program Files\Acronis\BackupAndRecoveryConsole"

  4. エージェント コア、およびエージェント for Windows コンポーネント用のコンフィギュレーション スクリプトを実行します。たとえば、次のようにします。

    mst_gen.vbs /msi_path D:\Acronis\AcronisAgentCore.msi

    mst_gen.vbs /msi_path D:\Acronis\AcronisAgentWindows.msi /license_server licensesrv /product AS

    注意: インストール パッケージがコンフィギュレーション スクリプトと同じフォルダにある場合でも、インストール パッケージへの完全なパスを含める必要があります。

    コンフィギュレーション スクリプトの構文の詳細については、「コンフィギュレーション スクリプトのパラメータ」を参照してください。また、無人インストールの「トランスフォームの作成例」も参照してください。

インストール パッケージの配置準備が整いました。ここで、グループ ポリシー オブジェクトを作成する必要があります。「グループ ポリシー オブジェクトの設定」を参照してください。