使用可能な仮想コンピュータ
仮想コンピュータは、管理サーバーでエージェントを使用でき、そのエージェントで仮想コンピュータを使用できる場合に、使用可能と表示されます。仮想コンピュータの一覧は、管理サーバーがエージェントと同期するたびに動的に更新されます。
仮想サーバーまたは仮想アプライアンスが使用不可になる、または登録を取り消されると、仮想コンピュータは灰色表示されます。
エージェントで仮想コンピュータが使用できなくなると(この状態は、コンピュータが仮想サーバーの一覧から削除される、ディスクから削除される、またはサーバーのストレージが停止するか接続が解除されると発生します)、仮想コンピュータは、[すべての仮想コンピュータ] グループおよびそのコンピュータが含まれているその他のグループに表示されなくなります。これらの仮想コンピュータをバックアップするタスクは適切なログが記録され失敗します。その結果、バックアップ計画のステータスは [エラー] になります。
仮想コンピュータはオンラインでもオフラインでもバックアップできるため、仮想コンピュータの状態がオンラインかどうかはバックアップに影響しません。
仮想コンピュータのバックアップ計画
ディスクおよびボリュームをバックアップするバックアップ計画に、仮想コンピュータを含めることができます。
仮想コンピュータのグループをバックアップ計画に含めた場合の処理
各コンピュータは別々のアーカイブにバックアップされます。デフォルトのアーカイブ名には、仮想コンピュータの名前が含まれます。格納域内の各コンピュータのバックアップを簡単に識別できるように、デフォルトのアーカイブ名を使用することをお勧めします。
バックアップは、同じエージェントによって実行されても、同時に実行できます。エージェントが同時にバックアップできる仮想コンピュータの数を設定できます。最大値は 10 です。
仮想コンピュータのグループ化
ナビゲーション ツリーの [仮想コンピュータ] 項目には、[すべての仮想コンピュータ] というビルトイン グループが 1 つ含まれています。このグループを手動で変更、削除、または移動することはできません。このグループをディスクおよびボリュームをバックアップするバックアップ計画に含めることができす。
仮想コンピュータに対して、静的グループとダイナミック グループの両方を作成できます。現在使用可能な任意の仮想コンピュータを静的グループに追加することができます。物理コンピュータと仮想コンピュータの両方が含まれたグループを作成することはできません。
仮想コンピュータのダイナミック グループのメンバシップ条件は次のとおりです。
この条件を使用すると、登録されているすべての Hyper-V または ESX(i) サーバー上でホストされている仮想コンピュータのダイナミック グループを作成できます。サーバーに追加されたコンピュータはすべてこのグループに表示されます。サーバーから削除されたコンピュータはこのグループに表示されなくなります。
この条件を使用すると、指定したエージェントによって管理される仮想コンピュータのダイナミック グループを作成できます。
この条件を使用すると、指定したオペレーティング システムが稼動している仮想コンピュータのダイナミック グループを作成できます。